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+--SW--R1--+--L--+
|         |    |
E        C   R2
|         |    |
+-----------+-----+

上図の回路において、SWを開いてから十分時間が経過した後、時刻t=0でSWを閉じます。
R1とR2にかかる電圧v1(t)とv2(t)を求めたいのですが、微分方程式を立てて延々と解いてみてもなかなかうまくいきません。

質問その1
初期状態は、v1(0)=0, v2(0)=0で正しいですか?

質問その2
t=∞においては、R1とR2の直列回路(v1(∞)=E*R1/(R1+R2), v2(∞)=E*R2/(R1+R2))と考えてよいのでしょうか?

以上です。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

 


 
1.
>> コンデンサにおいては、
>> q_C(t=0) = 0
>> i_C(t=0) = E/R1
>> q_C(t=∞) = C*v2(t=∞)

 すべてOKです。



2.
 もうやってるかも知れませんが、
変数を一つにしてしまう話を書いておきます。
この回路のように 駆動源が一つで素子値が一定不変の場合は 主従関係は1通りしかないので 変数は一つだけで済みます。一変数の微方なら(二次式でも)解き方は定石がありますから。
 例えば コンデンサに溜まる電荷qcを選んでqLの方をこれで表してしまえば目的達成です。微方の(2)式;
  qc/C = L(d2/dt2)qL + R2(d/dt)qL…(2)
をラプラス変換して
  Qc/C = s2LQL + sR2QL
     = QL(s2L+sR2)
  QL = Qc/(s2LC+sCR2)
これを
微方の(1);
  R1(sQL+sQc)+Qc/C = E
に代入すれば、
  ‥省略‥
これを、
  「出力/入力」= ‥
という定型に仕上げます。
  Qc/E = ‥多項式の分数‥
あとは代数的テクで、ラプラス逆変換表が使える形にするだけです。
 こうすれば、初期値と最終値だけでなく、途中の波形の式も手に入ります。

 で、
LとCが居る場合は二次式になって、二次式の判別式の√の中が、+と-になり得ます。+の場合は指数関数で減衰する形、-の場合は、指数減衰×sin(ωt) 振動しつつ減衰する形になります。

 時間が十分経過すれば振動は減衰して消え去り、最終値はどちらも同じ値になります。 
 
 
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます☆
ラプラス逆変換を使える形にするのはやっています。
実際の問題では、v1(t)とv2(t)の時間的変化の概略を図示しなくてはいけないので…。

お忙しい中何度も回答していただき、ありがとうございました。
かなり理解が深まりました。

試験まであと10日なのですが、また何かあったら質問を書き込むかもしれないので、
お時間がありましたら、その時はまたよろしくお願いします。

お礼日時:2004/07/25 19:29

 


 
1.
>> t=0において、Cに電流は流れない <<

 これが全てに原因してます。

 t=0の瞬間から R1を通って電荷が流れ込んでます。フロに水道から流し込むように。
ただ、時間が dt きざみでまだ1つの段階なので、水位はまったく増してない、ということです。
やがて時間が dt きざみでどんどん経過すれば、水位は増してゆきます。
水位=電位です。

 インダクタの経路 (R2がグランドに落ちてるので 排水路ですね) で出て行く電荷の
流量は、フロの水位が高ければ多い。 最初は水位がゼロなので、流量もゼロ。



2.
 微分方程式は 100%OKです。 キルヒホフの電圧則(エネルギ保存則)の式ですね。これで正しいです。



質問があったら遠慮なくどうぞ。
 
 

この回答への補足

t=0において、R1を通って電荷は流れ込んでいる。

つまり、t=0において、Cには電流が流れていることは流れているが、蛇口をひねってすぐのため、水位(電位)はまったく増えていない、電荷もたまっていない、ということでしょうか?

ちなみに、微分方程式を解いて、t=0とt=∞を入れてみると、

v1(t=0) = E
v1(t=∞) = E*R1/(R1+R2)

v2(t=0) = 0
v2(t=∞) = E*R2/(R1+R2)

i_L(t=0) = 0
i_L(t=∞) = E/(R1+R2)

となり、ここまでは完璧な気がします。


ただ、コンデンサにおいては、

q_C(t=0) = 0
i_C(t=0) = E/R1
q_C(t=∞) = C*v2(t=∞)

となるのですが、これは正しいでしょうか?
上述の僕の理解が正しければ、合ってる気はするのですが…。

以上、よろしくお願いします。

補足日時:2004/07/25 12:44
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(職場からアクセスできないので遅くなりました)


 
 
>> t=0においてはCにもL、R2にも電流が流れない
>> よってR1にも電流が流れないと考えて、v1(t=0)=0と



1.過渡現象で 「t=0」 の意味は;
ふつう「今まで0であった波形が、Eになった直後」という意味に使います。
つまり電圧はもう100%かかってるのです。しかし時間経過が無限に小さい という意味です。
 数学の極限でよく、右から接近した極限 左から接近した極限 とか使いますね、それふうに t=0+ とか書けますね。



2.コンデンサのふるまい。
 すでに回路に電圧はかかってるが、その電圧に起因する電荷が コンデンサに溜まるほどの時間は経ってない、となります。
 で、
課題回路の場合は、事前にコンデンサが完全放電して電圧ゼロから始まる、という条件が与えられてるので、t=0+ では まだ電荷の蓄積は無いから コンデンサ電圧はゼロから変化してない、となります。
 結果、
R1の左側はEで、右側はコンデンサのおかげで電圧がゼロ、というわけです。



3. インダクタのふるまい。
インダクタの電磁誘導の式; 
  e = Ldi/dt
もし仮に インダクタ単独に E を印加した場合。(こう考えます;Eは与えられた、Lは固有の値で決まってる、ゆえに電流は‥と。)
  di/dt = E/L
これは微分したものが一定値だから微分する前のものは「直線状に昇る坂道だ」ということですよね。もし電流がゼロから始まったのなら「ゼロから坂道状に増える」、つまり t=0+ では電流はゼロです。
 で、
課題回路の場合は、コンデンサの電圧がゼロなのでインダクタには電圧が掛からないので、そちらの方からも 電流はゼロですね。
 結果、
R2には電流が流れないので、、、というわけです。



4.
 このように、LとCのふるまい(behavior)を言葉でビシッと言えるようになりましょう。 回路シミュレータで、「実際のふるまい」を見て覚えるのが近道です。
式からは初期状態のイメージが描ききれなかったでしょう? 微方直接が無理でもラプラス経由で楽にできたのと同じですよ。
 
 

この回答への補足

すいません、もう一つだけm(__)m

t=0において、
CにもL,R2にも電流は流れないのはわかりました。
R1の左側の電圧がEで、右側が0というのもわかりました。

では、この時R1において、電圧E,抵抗R2なので、
E/R2の電流が流れると考えてしまうのは間違っているのでしょうか?
並列回路なので、CにもL,R2にも電流が流れないことを考えると矛盾してしまうし…。
t=0ではR1にはEがあるのに電流は流れていないということなのでしょうか?

僕が立てた微分方程式は、
・初期条件:
 q_L(0)=q_L'(0)=i_L(0)=0
 q_C(0)=q_C'(0)=i_C(0)=0
・R1(q_L'+q_C') + q_C/C = E …(1)
・q_C/C = Lq_L" + R2q_L'  …(2)
(i_L:L,R2に流れる電流、i_C:Cに流れる電流→R1に流れる電流はi_L+i_C)

なのですが、t=0の時、(1)の左辺=0, 右辺=Eとなってしまい、おかしくなってしまいます。

上で書いたことがわかっていないので、微分方程式も間違っているのだと思いますが、何がどうおかしいのかよくわからなくて…。

何度もすみませんがよろしくお願いします。

補足日時:2004/07/25 00:59
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この回答へのお礼

ご親切にありがとうございます。
よ~くわかりました!

今まで曖昧だった部分がすっきりした気がします。

計算の方ですが、何度やってもどういうわけかうまくいきませんm(__)m
R2に流れる電流i2(t)を出しても、t=0の時、i2(t=0)=0にならないのです…。
もうちょっとがんばってみます。

ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/24 23:37

 


 
すみません、プラス変換でなく
ラプラス変換です。
 
 
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>> 初期状態は、v1(0)=0, v2(0)=0?

vは、Rの両端の電圧の意味のようですね、そうなら、
  V1(t=0) = E
  v2(t=0) = 0

>> t=∞においては、R1とR2の直列回路と考えてよいのでしょうか

 yes。
変化が収まってしまった状態=交流分が消え失せた状態では;
 コンデンサは 交流分しか通さないからそこを通る電流は0。
 インダクタは 電流が変化しないと電圧が出ないから両端の電圧は0。



 余談;
微分方程式で真正面から直接解くには 少し難しすぎる回路ですね。(慣れてテクが分かってれば小賢しい方法があるのですが。)
 ぜひ プラス変換法 をお進めします。(数学的なことは後回しで、使い方だけを覚えれば十分です。)微分方程式を簡単に(代数方程式を解くようなレベルで)解ける便利なツールですから。
 
 

この回答への補足

>> v1(t=0)=E
>> v2(t=0)=0

すいません。なぜv1(t=0)=Eになるのかを教えていただけますか?
t=0においては、CにもL,R2にも電流が流れない、よってR1にも電流が流れない、と考えて、v1(t=0)=0としたのですが…。

電荷qについてのラプラス変換で解いてみたら、計算は非常に簡単でした。
初期条件は、
t=0の時
・L,R2に流れる電流i=0(電荷q=0)
・Cに流れる電流i'=0(電荷q'=0)
としたのですが、 これで良いのでしょうか?

あ、上の質問と重複してるような気もするなぁ…。

以上、よろしくお願いします。

補足日時:2004/07/24 11:20
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その1



正しい

その2

Cがチャージされ端子間に電位差を生じる
CLで共振するならLの端子間にも電位差を生じるでしょうが、t=∞の時Lの端子間に電位差を生じるかどうかは解いてみないとわかりません

以上、自信なしということで
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