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例えば、メーカー希望小売価格200万円の2000ccクラス乗用車では、メーカーでの工場製造原価はどのくらいなんでしょう?

その車が1台売れると、メーカーと販売会社はどのくらい利益が出ますか?

400万円くらいの高級車ではどうでしょう?

A 回答 (6件)

「すべて(人件費も含む)を差し引いて5%しか残らない」というのが、トヨタ関係者(メーカー)からの言質です。

この5%という数字は、メーカーに直結する販売店も含めてのことらしいです。

ビスタ店に勤務する営業マン(知人)の給与システムから私が勝手に判断したのですが、200万円の車種でどんなに安く仕入れても、150万円くらいではないでしょうか。

車体価格が400万円となると、グレードが低いセルシオか、高いアリストといったところだと思いますが、それでも、販売会社の儲けは50万円くらいではないでしょうか?

「新車は儲からない…」これが業界の掟です。
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利益は希望小売価格の2~3割の間だと思います。


200万円の車でしたら4~50万円。
新聞に載っていましたがクラウンが一台売れるとヴィッツが三台売れる分の利益が出るとかいてありました。
ですから原価は1~2割ではないでしょうか?
補修パーツを見てもそうだと思います。
知り合いが部品屋(部品商ではありません)に勤めていますが車に必要なパーツ(一般部品)は4~6割、用品等は5~8割で入ってくるとの事でした。
部品屋よりも前には車の販売している会社があります。2~3割で製造業者から仕入れていると思います。
そうしたら、製造業者は1~2割位で車の販売会社へ下ろしていると思います。
参考になるか判りませんが・・・・
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 クルマの設計屋です。

原価計算はコストダウンに直接関係するので(量産車の設計者は、効果的なコストダウンも設計能力の一部と見なされます)、夢に出てくるほど(?)拘ります。
 が・・・その原価:販価比率は、クルマによってマチマチなので、具体的な数値を挙げる事は出来ません。(普通は10000台とか100000台売っていくら、という利益の計算をしますが、一方100台売っていくらの儲け、などという少量生産車もあります。)
 そこで、具体性は欠けますが、傾向的な話を致しましょう。

1.部品の仕入値は、量産効果(沢山作るほど部品単価が下がる現象)により、部品単品の販価の10~50%程度となります。

2.車両1台よりは、部品をかき集めて組み立てた方が遥かに高額になりますが、それは部品単品の輸送・在庫管理等にかかる金額が、部品一つ一つに加算されているからです。

3.鋼やアルミで出来たモノは、多くの場合『キロ幾ら』で語れるほどコストダウンが進んでいますが、この金額が素材の『キロ幾ら』を下回る事は、特殊な事情が無い限り有り得ません。(それでは鋼材屋や部品メーカがバタバタ倒産してしまいます。)

4.新型車の発売に際して最もコストがかかるのは、設計・実験等の開発コストではなく、製造にかかる人件費です。
 トヨタさんやニッサンさんの近代的工場では最小の人件費でクルマが組み立てられる様に出来ていますが、他のメーカでは彼らには追従し切れません。(彼らの様な低コストでクルマを作る事は出来ません。)
 しかし同クラスのクルマであれば、例えばトヨタさんが決めた販売価格を大幅に上回る事も出来ないので、結果的に利益率が下がる事はあります。但しそれでも『儲け抜き』とはならない様に調整されています。
 これが、1台売って儲かる金額を一概には言えない理由の一つとなっています。

5.元々、大量生産が前提の市販車では1台売って幾ら儲け、と言う販価の設定はしません。
 利率曲線というグラフがあり、ある台数以上で儲けが発生し、それ以下では赤字、それ以上では儲け拡大となります。
 このグラフを勘案しながら販価を決定しますが、当然『作れば作るだけ赤字』という事は有り得ません。発表されている営業成績を見る限り、富士重工さんもマツダさんも決して悪い状態ではない様です。
 逆に総生産台数の予測を大幅に誤ると、多少売ってもずっと赤字のまま、という事は有り得ますが、そんなクルマはトヨタさんにもホンダさんにも存在します。
 この点も、1台売ったら幾ら儲かるか?という点を一言で回答出来ない理由となっています。

6.尚、余談ですが。
 上記4.で述べました様に、製造に関係する人件費は深刻です。
 軽自動車を考えてみましょう。軽とはいえ、エンジンや変速機を組み付け、小さくてもドアやガラスを必要枚数取り付け、タイヤも4本付けます。つまり軽も高級車も組立工数はほぼ同じで、故に製造コストも大きくは違いません。
 しかし軽自動車をそれより上のクラスのクルマと同等以上の販価で売る事は出来ないので、自然に軽自動車の利率は低くなります。(軽自動車の値引きが少ないのは、これが理由です。最初から既にカツカツの価格設定となっているワケです。)
 この点で世界一のコストダウンセンスを持っているのは、トヨタさんはありません、スズキさんです。トヨタさんは『コストダウンでスズキのマネは出来ない』と負け?を認めておりますし、スズキさんと提携関係にある世界最大の自動車メーカ・GMでは、スズキの重役として送り込まれるのは出世ルートの一つとなっているぐらいです。
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あまり自信ないですが、売上額にもよりますが2割程度だと思います。


但し、高額になれば割合は減りますし、少額であれば3割程度になると思います。
例えば200万なら
製造会社が取り分120万(6割)
製造原価;24万(2割)
人件費;36万(3割)
諸経費;36万(3割)
利益;24万(2割)

販売店が取り分80万(4割)
人件費;24万(3割)
諸経費;40万(5割)
利益;16万(2割)

位ではないでしょうか?
諸経費の中には、設備投資や維持管理、営業費、役員報酬、株主への配当などです。
基本的に会社は損しないようにシステムを作るので、”作れば作るほど赤字になる”なら事業からの撤退や経営方針の転換、企業売却などすると思います。
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私の勤める工場で以前にお客様の修理車(クラウン)について保険会社と


「修理だ!全損、廃車だ!」と意見が食い違ったことがあります。
その時にエンジンブロックとシートの一部を除いて見積もりを出したら、
部品代のみで新車価格を越えたことがあります。
これに塗装代金や組み立て工賃を加えるとなると、とんでもない金額になります。

この事から推測すると
1.部品の原価が異様に安い。
  ボンネット1枚が数千円程度?(鉄板より安い?)
2.1台当たりの利益が異様に安い?
  新車価格の10%以下でしょうか?

解答はこの中間にあると思いますが、、、
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1台売って販社が手にする差益(お客様に売り渡した額からメーカーから購入した額の差)ですが、200万円クラス(諸経費抜き)ですと、



トヨタとホンダがせいぜい30万前後でしょう。

マツダ、スバル、三菱は間違えなく車を作って、売っても赤字のはずです。作れば作るだけ赤字かもしれません。

日産は、何とか・・・儲けが出ているといったところかもしれません。
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