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まず、この質問が科学の分野でよいのか
よくわかりませんでしたので、分野違い
でしたらすみません。

光の透過率についてなのですが、一般に
波長が短いと透過率が悪いと聞いたことが
あります。
すると、レントゲンはなぜ骨が見えるので
しょうか?
体の表面を透過するため骨が見えるという
解釈自体がよくないのでしょうか?

どなたか、ご教示頂けると幸いです。
皆様ご多忙中と思いますが、よろしく
お願い致します。

A 回答 (4件)

光もX線ような放射能も電波もみんな電磁波で、単に波長の違いで違う名前を付けているだけなので、ご質問のような疑問はもっともなことです。



可視光よりも紫外光の方が物質に吸収されやすい(透過しにくい)のにはわけがあります。

たとえばプラスチックやビニルを太陽光にさらしておくと、やがて変色したりぼろぼろになったりします。他にも色んな物が日焼けして変色してしまうということがありますね。これらは主に紫外線の影響です。
また紫外線は人体にも有害であり、皮膚ガン、白内障などの原因になるということもご存じですね?

上記のことが起きるのは、実はこの世界にあるほとんどの種類の原子や分子の結合エネルギーと紫外線のエネルギーがきわめて近いためです。そのため、紫外線が当たると原子や分子が互いに結びついていた手をほどいてしまい、そこに他の原子分子がくっついたり、あるいは切れたままになったり、あるいは他の場所とくっついたりして、変質してしまうのです。

結合エネルギーに近いエネルギーを持つ電磁波を入れると共鳴という現象が起きます。そのため非常によく電磁波のエネルギーを吸収します。
逆に結合エネルギーよりもエネルギーか高すぎる(X線)、又は低すぎる(可視光、赤外線)と共鳴しないため吸収は小さくなります。

世の中にある大抵の物質の原子、分子の結合エネルギーは大体波長に換算すると10nm~450nm位の範囲になります。(180nm以下程度になると空気も不透明になります)

そのため紫外線に対する吸収は強く、X線になるとほとんど吸収しなくなるのです。
とはいえ、完全に吸収が無くなるわけではなく、多少は吸収があり、それは物質によって異なりますので、レントゲンという方法が発明されたわけです。(吸収が強すぎると強力なX線が必要になりますので、人体に危険ですからレントゲンには使えなくなります)

あと、光も赤外線(可視光よりも長波長)になってくると、今度は分子振動のエネルギーに近くなります。そのため赤外線は物体の分子振動を活発にする=つまり熱を良く与えるわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2003/07/14 09:18

>光の透過率についてなのですが、一般に


>波長が短いと透過率が悪いと聞いたことが
>あります。

こういうことは「一般には」言えません.

しかし日常生活で見渡すと,例えばガラス窓は
紫外線をカットします.
(紫外線,可視光線,赤外線の3つの中では一番波長が短い.)
おそらくこの話が「一般化」されてしまったのではないでしょうか,と
推測しましたが,見当違いかも知れませんが...
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。
勉強になります。

お礼日時:2003/07/14 09:20

 X線は肉体の部分については、殆ど水と同等の透過率ですが骨の部分は透過率が悪く、フィルム上では白っぽく出ます


 又、肉の部分でも厚みが大きくなれば透過が悪くなり、バリュウムはX線を通し難い性質から、飲み込んだ後の流れを観察するには適していると言えます、X線に依る身体各部の透過率の違いが陰影として現れます

 従って肥満体、痩せた人、撮影する部位によりX線の線量を調整します
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
勉強になります。

お礼日時:2003/07/14 09:25

レントゲン(X線)は光と同じ電磁波ですが、光では有りません。


X線は物の中をたやすく通り抜けます。硬いものは余り通りません。
だから骨だけが白く写るのです。フイルムはX線の沢山当たったところが黒くなります。
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この回答へのお礼

X線は目に見えない波長の光だと
思っておりました。
ご指摘ありがとうございます。

お礼日時:2003/07/14 09:23

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