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鴨農法のお米農家のホームページで、有機JASを取得したこと、肥料は鴨の糞と
酪農家のところから出る敷き藁(糞)を使っていることが書かれていました。

ここで疑問に思ったのですが、もし肥料に使われている酪農家で牛に抗生物質などを
使っていたとしても有機JASは取れるものなのでしょうか?

たしかに肥料は有機物だけですが、その肥料の質までは問われないのでしょうか?

元々を辿って見ると、その地域には酪農家から出る糞等を
集めて肥料にする
大規模な加工場があることがわかりました。
たぶん、そこから生産される肥料を買って使っているんだと思います。
(そのお米農家では鴨も売っています。もし牛も自分のところで
育てているのなら、その事も合わせて書かれていただろうと想像します)

加工場のHPでは特にその牛糞肥料が無農薬ともなんとも書かれていませんでした。
(書いてないだけかもしれませんが)
そこで加工されものは、何十件もの酪農家から出たものが
混ざり合っていると思います。
その全てで薬品等使っていないとは考えられないと思います。

私は酪農には全く詳しくないので、とんちんかんなことを書いているかもしれませんが
以上の条件でも有機JASは取れるものでしょうか??
また、それは「無農薬有機栽培」と言えるものでしょうか?

別にその農家に恨みも何もないんですが(笑)友達が購入して
私に紹介してくれたので、ふと疑問に思うキッカケが出来ただけです。
私の素朴な疑問に回答をよろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

牛糞堆肥で米を作る>できた米ワラを牛の飼料や敷料に使う>モミガラを堆肥に使う>米を作る


こうした地域循環型の方式も有機JASの規格条件ですね。

読んだことのない本を紹介するのは気が引けますが、検索してみたらこんな本が引っ掛かりました。最近のはやりですので他にもこの手の本はいっぱいあるのだろうと思います。ぜんぜん自信なしですが参考になれば幸いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534030 …

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534030 …
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簡単にまとめますのでゾンザイな感じがしますがおゆるしを。


有機や、減農薬、自然農法などの用語は10年程前まで誰も統一的な基準を作らなかったので、かなり混乱していて、言った者勝ちの状況でした。
それではまずくなって来たので農林水産省が有機、減農薬、無農薬、減化学肥料、無化学肥料を農産物に表示するための基準を作りました。が、あくまでもガイドラインであって法的な拘束力はありませんでした。
このなかで有機栽培とは、3年以上化学合成農薬を使わず、かつ化学肥料も使わない栽培方法であるとされました。循環型農業かどうか堆肥を使うかどうかは関係ありません。化学合成でない農薬は使ってもOKです。

その後、JAS法という法律で「有機栽培」の基準が整備されました。今度は法律なので基準に従わずに「有機」と表示すると処罰されます。JASでも先に挙げた考え方が受け継がれ、化学合成農薬を使わず、化学合成肥料も使わない(2年以上)こととしています。

農薬は農薬取締法という法律で使い方の基準がきめられていますので、JAS法以外にもこちらの法律も守る必要があります。結構厳しいですよ。
農林水産省のURLを付けときますね。

ちなみに自然農法や、循環型農業、代替農業、持続型農業は似て非なる別個の概念とされています。

参考URL:http://www.maff.go.jp
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お米に対して無農薬で化学肥料を施肥していなければ「無農薬有機栽培」といえます。

有機JASの認定を受けるためには、栽培に使われる資材(肥料や土壌改良材、認定されている農薬)がJAS規格に適合している必要があります。
ご質問の酪農で用いる抗生剤などについてですが、乳牛では主に乳房炎という病気に対して抗生物質を用います。ただそれが糞中に微量に残存していても他の多くの健康な牛の糞と混ざってしまいますし、さらにそれを堆肥として醗酵させる過程で分解されてしまうため、まったく影響はないと考えてよいでしょう。鶏のように毎日の飼料に抗生剤が投与されているということはまったくありません。まして大規模な加工場で堆肥にしているのでしたらなおさら安全だと思っていただいていいでしょう。一般に酪農で生じる牛糞はたいへん水分が多いため、他の家畜の排泄物よりも堆肥にするまでの期間が非常に長く手間がかかります。
JAS規格では乳牛であれ鶏であれ家畜の排泄物に関しては今のところ問題にはしておらず、むしろ堆肥化の過程でなにを添加したかを問題にしているようです。
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この回答へのお礼

>栽培に使われる資材(肥料や土壌改良材、認定されている農薬)がJAS規格に適合している必要があります。

そうなんですか!!そこからもうはじまっているのですね。

>堆肥として醗酵させる過程で分解されてしまうため

そういえば以前自宅の庭に除草剤を撒くように助言された時に「薬は・・・」と
断ったのですが、その時にもこれは土に触れたら(?)分解されるから大丈夫との
説明を受けたことがありました。分解されるということもあるのですね。

>JAS規格では乳牛であれ鶏であれ家畜の排泄物に関しては今のところ問題にはしておらず

今ここでふと「他の家畜だったらどんな問題が出てくるのだろう」などと考えてしまいました(^^;

>むしろ堆肥化の過程でなにを添加したかを問題にしているようです。

前述の加工場では、水分対策のため、モミガラをいれているとのことだったと思います。
たしか米は穂が出てから農薬をかけることはなかったと思うので
これまたあまり問題にはならないのかもしれません。

専門科のご意見が聞けて大変嬉しいです。
もしよろしかったらわたしのこんな疑問に答えるような本がありましたら紹介していただけますか?
詳しい説明をありがとうございました。

お礼日時:2003/04/12 13:14

そもそも、有機と無農薬はイコールではないですし、お考えの通りすべての麦藁や肥料や餌、あるいは水が薬品に汚染(ちょっと大袈裟ですが)されていないとは完全には証明できないと思います。


有機だとか無農薬だとかはあくまで目安というか「他のものよりは手間隙かけてますよ!」ぐらいの意味に私は捉えています。減農薬、低農薬、消費期限や賞味期限・・・あいまいな表記が多すぎて消費者は迷惑ですよね。でも最近よくある、農家の方が名前や写真を出して販売している物はその人を信頼するということで買い続けたりします。
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この回答へのお礼

>減農薬、低農薬、消費期限や賞味期限・・・あいまいな表記が多すぎて消費者は迷惑

いやまったくその通り。
販売店の方でもまだよく理解されて無いらしく、お店のPOPで
「無農薬」の注釈に「散布は3回まで」なんて書かれてて
おいおいと思ったことがあります。

実際には自分でつくるか、知っている人から買うのが1番なのでしょうね。
まだまだ、これから洗練されて行く制度だというかんじがします。
(まぁいちばん洗練されてないのは私の頭ですが!)

お礼日時:2003/04/12 12:56

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