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大学3年です。古典文学で卒業論文を書くことに決めたのですが、何を書こうか迷っています。日記文学、紀行文学、随筆のどれかにしようとは思っているのですが、それさえもまだ決まっていません。自分の興味のある作品について書くのがいいとは思うのですが、作品を読んだりしてみても「これだ」と思うものがありません。経験者にお聞きしたいのですが、どのようにテーマを決めたらいいか、または、どのように決めたのかという経験談でもよいので、アドバイスをお願いします。

A 回答 (4件)

こんばんは。



国文学科卒業者です。

ゼミの先生に相談するのが一番良いとは思いますが・・・。

私は近現代文学ゼミで、吉本ばななのキッチンについて卒論を書きましたが、
選んだ理由は、
1.作家が好きだった
2.作品に共感できる個所がいくつもあった
3.作者に対する研究がまだそんなに進んでいなくて、
  他の人の書いた論文を読破するのがラクだった(^^ゞ
大きいのは以上三点です。

本当は、夏目漱石の研究にしようと思いましたが、3の部分で、
あまりにも研究論文が多すぎて、挫折しました~~(^^ゞ

古典文学といっても、上古、中古などありますので、ゼミの先生が
詳しい時代(読んでおくべき論文とかを教えてもらえる)を選択しては
いかがですか?
あとは、お友達とは重ならない方が良いと思いますよ。
今、もし私が卒論のテーマを選ぶとしたら、「枕草子」にしようと
思います。まわりの人間関係とか掘り下げてみるのも面白いかと・・・。

もし、東京近郊にお住まいだったら、国立国会図書館に
行かれると、過去の論文とかがたくさん読めて、便利ですよ。
私は国会図書館に通い詰めました~~。

では、頑張って論文書き上げてくださいね!

ご参考まで。

この回答への補足

ゼミの先生は、近世が専門でいらっしゃいます。しかし、ほかの時代のことでもかなり詳しく、いろいろなことを知っていらっしゃる方です。
私は、中世か近世の作品について書こうと思っています。

補足日時:2003/03/02 21:10
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この回答へのお礼

早々とご回答してくださり、うれしいです。

先行研究がたくさんあると確かに大変ですね。読むだけで時間がかかりそうだし、その論文を書いた人の意見を自分の意見であるかのように利用してしまいそうな気もするし・・・。

そう考えると、誰もが知っているような作品ではなく、あまり研究がされていない作品を研究してみるのもいいかなあ。

励ましのお言葉、アドバイスありがとうございます。

お礼日時:2003/03/02 21:31

既にみなさんがよいアドバイスをなさっているので必要ないかも知れませんが、一言だけ。


論文のテーマが決まらない時は、論文を読んでみるが一番ですが(本当は作品を読み込む方が重要ですが、、まあそれはいいとして)読まずとも論文の題目を眺めるだけでもだいぶ自分のやりたいことが見えてくると思います。
今はネットなどで論文の検索ができて便利になりましたが、キーワードを入れないと検索できないので、私は「国文学年鑑」をお勧めします。ご存知かも知れませんが、「国文学年鑑」は各年度に出された国文学の論文の題目・掲載雑誌等を載せたものです。分厚くて見る気がしなくなってしまうかも知れませんが、私はテーマに迷った時などは「国文学年鑑」を眺めているといいアイディアが生まれることがあるので、よく利用しています。
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この回答へのお礼

 『国文学年鑑』ですか。その本なら、知っていますが本当にかなりの量があるので読む気になれませんでした。今こそ読むべきですよね。
 テーマだけを見ればいいんですね。それならできそうなきがします。見てみたいと思います。
 よいアドバイスをありがとうございました。

お礼日時:2003/03/06 09:29

 国文学科卒業です。

専攻は中世だったので、近世については、かじった程度です。参考になるかどうか・・・。
 私が教わった範囲で、「近世で」となると、浄瑠璃台本(丸本でしたっけ?)と歌舞伎台本の差、なんかはおもしろそうだなぁ、と思います。(私の母校の近世担当教官は浄瑠璃文学が専門だったので・・・)どこが違うかの比較、差が生じた過程、差の発生理由、などなど。当時の上演記録などと照らし合わせたりする、とか。
 有名な作品は、すでに調査済みと思いますが、まだ、手つかずのものがあるかも知れませんね。
 私自身がテーマを決めたときにも、「国文学」とか「早稲田文学」とか、論文集をいろいろ見てみました。大学図書館や研究室に何種類かあると思いますので、担当の教官と相談しながら、いろいろ見られてみては?
 それから、あなた自身が、なぜその教官をゼミ担当に選んだのか、もう一度思い出してみられるのも一つの方法だと思います。きっと何か理由があるはずですよね。(大学側が振り分けた、となると違ってきますが)その理由をヒントに、テーマや作品を選ぶこともできると思います。
 がんばってくださいね!
 
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この回答へのお礼

先生に相談したいけど、先生自身がテーマは自分で決めるものだという考えを持っていらっしゃるので、相談することは難しいかなと思っています。
とりあえず、大学の図書館や研究室にある論文集を見てみたいと思います。そして、Asanaeさんがおっしゃった浄瑠璃本の研究についても参考にさせていただきます。

アドバイス、ありがとうございます。

お礼日時:2003/03/03 21:30

今晩は。


 その分野だったら、私なら未刊の江戸随筆か日記を取り上げたいところですね。
 もう20年近く前のことになりますが、神坂次郎さんが『元禄御畳奉行の日記』という新書を出したところ、非常に話題となりました。これはある尾張藩士が長年に亘って書きとどめた日記なのですが、一部ではその存在が知られていたものの、未刊のままになっていた本です。その中身の面白いこと、新書が相当な売り上げを記録したのは当然とも言えます。
 もちろんそうそう好適な素材が転がっているわけも無いでしょうが、捜せば面白い内容を持っている日記や随筆はまだまだ有ると思います。未刊であるからには、先ずその原文を読み解かなくてはいけないわけで、これだけでも相当な労力を要するでしょう。準備にもかなりな時間が掛かるかもしれません(その努力だけでも卒論の単位を認めてくれるような気もします)。
 
 もし自分のことなら、『耽奇漫録』でも取り上げようかな。影印本しか刊行されたことがないし。この機会に趣味と実益を兼ねて・・・(実は持っているのですが、とても読めなくて、眺めているだけです。苦笑)。
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この回答へのお礼

江戸期の文学にはかなり詳しそうな方ですね。
国文学を勉強していながら、『耽奇漫録』という作品はまったく知りませんでした。

あまり研究がされていない作品というのも、原文を読解するのに時間がかかるんですね。でも、他人の意見を気にすることなく、自分の意見を言えるということがいいと思っています。

参考になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/03 10:04

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