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溶血をおこした血液はなぜ検体として使えないのでしょうか。

A 回答 (3件)

溶血をおこすと赤血球のなかに含まれる成分が外に放出されます(当たり前)


その結果何がおこるのか? 電解質が狂うでしょ、酵素関係、ビリルビンなど関連物質が狂うでしょ…というのは学問的な回答です。

臨床上大事なものは、何よりも『溶血をおこすような採血方法・保存方法』なんです。
医療関連の検体は丁寧にあつかって困ることはありません。それよりも適当な手技・手法で行っていいかげんな結果を出してそれで誤った医療が行われることが問題なんです。
溶血した検体は「どこかに誤りがある」結果です。それは信用できない、だから破棄するんですよ。同じように実験(正確なデータを必要とする論文への添付データなど)でも使えません。
採血には保存方法から、採取のための針のゲージなど全てに推奨されるものがあります。それを守らないと赤血球の変形など溶血以外にも検体に適さない状態というのがありますよ。これは尿でもおなじです。
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何らかの要因で赤血球が破壊されて、赤血球内の成分が流出した状態が溶血です。


赤血球内のヘモグロビンが漏れるため血清が赤く染まりその色が測定の妨げとなることがあります。
同時に他の成分も漏れ出し、血清中に比べ赤血球中の濃度が高い成分は血清の成分分析値が高値となることになり、本来の検査の意味がなくなります。
濃度差が大きく、影響が大きいものの代表として K、LDH、GOTなどがあります。

参考URL:http://www.byoubu.or.jp/kensa-seika.html
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何の検体に使うかわからないのですが、赤血球が壊れたら、赤血球の数が狂うし、さらに自動計測器を使うなら、その壊れた赤血球を誤って他のものとしてカウントする可能性があったりしますし。



溶血の意味を調べれば、どんな検査で溶血をした血液が使えなくて、どんな検査のときにならかまわないかがわかると思いますよ。
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