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最近よく耳にするマイナスイオン。
人体に様々な良い影響を与えてくれるそうですが、いまいち良く分かりません。マイナスイオンにはいろいろな種類があるけど、今話題になっているマイナスイオンって、一体何イオンなのでしょうか?
また、マイナスイオンを発生させる商品がたくさん出ています。空気中の水滴を分解して、マイナスイオンを発正させるというような説明書きを呼んだのですが、マイナスイオンが発生するということは、人体にはあまり良くないプラスイオンも同時に発生するのではないかという疑問が生じてきました。結局マイナスイオンを体内に取り込んだ後は、同じ量のプラスイオンが空気中に残ってしまうのではないでしょうか?それでは、効果がないように思えるのですが…

A 回答 (8件)

...レナード効果...

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マイナスイオンに関しては、レオナード効果といわれる滝の周囲の水滴に


関係するマイナスイオンの癒し効果と、その他のマイナスイオンを混同しているように見受けられます。

2002年4月の日本産業衛生学会総会で
<C119 微細水クラスターマイナスイオン空気によるストレス軽減
< 効果の検証  堀越一昭(松下電器) 
という発表がありました。

概要は
*レオナード効果による微細水のマイナスイオンではストレス減少効果が
 あった。
*比較した電気放電によるマイナスイオンでは効果は無かった。
という結果が出ています。

同じマイナスイオンでもどういうものかによって、異なると思います。
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 まず、巷で言われている「マイナスイオン」と化学の「陰イオン」は異なるものです。


「陰イオン」は英語でanion。同様に、「陽イオン」はcation。
 まず、この混同が問題です。

 もし、「マイナスイオン」と「陰イオン」が同等のものとして、空気中に漂っている状態をこう表すことがあります。

 X-(H2O)n(-は上付き、2、nは下付き)

 これはこう考えることができます。

 X- …[… (δ+)H2-O(δ-)]n
(δはわずかな電荷の偏り)

 この状態で水分子が陰イオンを取り巻いていると説明されます。
 ですが、この状態では水分子の酸素原子側が帯電しており、これが遊離で存在しているとはあまり考えられないと思います。おそらく、酸素原子側にも正に帯電した物質が吸着されているでしょう。
 吸着するとすれば可能性が高いのは埃でしょうね。
 つまり、空気中の粉塵の核が水である状態ということができるかと思います。
 粉塵はものによっては体に悪いこともありますが、空気がきれいな環境なら害はなく、環境によるリフレッシュ効果が期待できます。
 よく「環境がいいところでは多く、悪いところでは少ない」という説明がありますが、これでうまく説明できると思います。

 ただ、物質をイオン化するためには大きなエネルギーが必要です。
 化学変化による酸化還元、電子線や電磁波による電子の励起が考えられます。
 運動エネルギーでイオン化するためには加速器が必要で、通常の落下エネルギー程度ではイオン化しません。
「レナード効果」は静電気発生の理論のひとつだと理解しています。
 また、ほかの変化で生じたイオンも大気中で遊離で存在できるとはあまり思えません。遊離のイオンは「プラズマ」と呼ばれ、大きなエネルギーをもっています。
 こんなものが環境に常にいるとは考えられないかと思います。
 ですから、「水分子に取り込まれた陰イオン」という説明には無理があると思います。

 別の説明では、「水の細かい粒子」と記載されていることもあります。
 これなら別に健康上の問題はないでしょう。ぶっちゃけた話、ただの湿った空気ということになりますから。
 確かに異常乾燥状態は健康に悪いので、適当な湿り気という観点から体にいいということができるでしょうが、取り立てて取り上げるほどのものではないかと思います。

 ほかに、「オゾン」という記載もあります。
「オゾン」は成層圏で「オゾン層」を作り、これがなくなると皮膚がんが増えるという話から、オゾンは体によさそうなイメージがあるかもしれないですが、下にもあるように大きな間違いです。
 オゾンは紫外線を吸収し、分解して酸素になります。この作用がオゾン層です。
 ですがオゾンは強い酸化作用を持っており、光化学スモッグの一因にもなる有害物質です。
 これを吸い込むと体が酸化され、ガンなどの原因になるかもしれません。
 それでも自然界にはわずかに存在しますが、こんなものを作り出してまで無理に吸うことはありません。

 結局のところ、「よくわからない」が回答になるかと思います。
 ですから、「体にいい」ということばかり推し進めるのではなく、「何が体にいい」ということを正確に説明できる理論が必要です。
 実際にどのような物質が作用しているのか、分析検討する必要があります。
 それがないものは、結局「気」とか「波動」とかそういうものと同レベルです。
 わたしはこれらを否定するものではありませんが、現在の化学で説明できないものを積極的に肯定するつもりもありません。
 そして、よくわからないものに擬似的な科学理論をつけて消費者を納得させようという行為には疑問を覚えます。
 よくわからないものはよくわからないでいいのです。
 これから科学が発展して、これらが説明できるようになることを願っています。
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以下の参考URLサイトには関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか?


この中で#1で紹介したサイトも参考にして下さい。

http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=182617

さらに、
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/
(市民のための環境学ガイド)
この中に「マイナスイオン」に関するものもあります。
個人的には臨床(ヒト)に関する記載で論理展開で疑問のところもありますが・・・?

ご参考まで。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=256760
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質問者様へ.



> OHならば体内に入って体内の酸素原子と結びついてH2Oになる(還元)

この記述はちょっと疑問です.

OHが「(OH)」つまりOHラジカルならば,イオンではないので,
OHと書いて「OH-」(水酸化物イオン,「-」は上付き)ですね.

かかれている反応は,きっと

OH- + H+ -> H2O

のつもりで,日本語とちょっとあわない.
この場合の酸素原子Oの「酸化数」は反応の前後で同じ値の"-2",
酸素原子Oの「酸化数」は反応の前後で同じ値の"-2",
水素原子Hの「酸化数」も反応の前後で同じ値であり,"+1"
なので,この反応を還元反応(とか酸化反応)とは 言わない気がします.
(やや自信なし)
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滝などの近くで発生するマイナスイオンはOH(酸化水素)ですね。


これならば有害ということはありませんが、それ以外のマイナスイオンはどうなのでしょうか?
たとえばO3(オゾン)の場合などですが、これは有毒です。少量ならば殺菌や漂白作用があり、人間の役に立つものですが、活性酸素としての作用もあります。
一般的に体に良いとされているマイナスイオンとはOHの事だと私は理解しているのですが、最近の商品にはいい加減なものが多いようですね。
イオンを帯びた分子を一概にひと括りにしてしまったことから、訳の分からないものとなってしまったのでしょうね。
OHならば体内に入って体内の酸素原子と結びついてH2Oになる(還元)と言われれば何となく納得するのですが、O3の場合体内に入れば体内の細胞を酸化するのは判りきったことなのに、それを平然と言ってのける企業の姿勢は問われるべきですね。
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正体不明と言うのが正確なところでしょう。

科学で言うところの陰イオンとは別物です。

こんな記事もありますから、ま、「惚れ薬のイモリの黒焼き」と同レベルでしょう。



参考URL:http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_05/3t20020511 …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
インターネットでいろいろと調べてはみたのですが、みんな「いい!いい!」といったものばかりで、あまり批判したものが見つからなかったので、参考の記事を呼んで、少しホッとしました。
製品を開発する方たちも、半信半疑で作っているとしたら、むやみやたらにマイナスイオンに飛びつくのは良くないですね。良い勉強になりました!

お礼日時:2002/05/16 00:36

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