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 初めまして。
最近、学校で仏教美術史を担当されてる講師先生から「パルテノン神殿などのギリシャ建築のエンタシスと法隆寺回廊などの日本のエンタシスと呼ばれているものは本当は別の(関連のない)ものです。明治期に日本文化を西洋文化と比較し、西洋文化からの再評価が行われた時に、法隆寺回廊などもギリシャ建築と比較し、そういった(エンタシスなどの)評価がなされました」といった事を聞きました。
主に建築史の分野からの話と聞いています。
その辺の事情に詳しい方、またこんな話聞いたことあるという方是非お願いします^^

A 回答 (2件)

私もその話を聞いたことがありますね。

はっきり覚えていないのですが、たぶん下記『法隆寺への精神史』で読んだんだったと思います。ほかでもけっこう耳にはしました。

「エンタシス」説を言い出したのは建築家の伊東忠太らしいですね。「法隆寺 エンタシス 伊東忠太」をキーワードに検索するとヒットします。

とりあえず参考になりそうな本として:

井上章一『法隆寺への精神史』(弘文堂)
http://www.asahi-net.or.jp/~zq2h-hr/Book/History …

藤森照信『天下無双の建築学入門』(ちくま新書)
http://member.nifty.ne.jp/toshishi/book/book_01. …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます^^サイト参考にさせてもらいました。
井上氏の本の解説文言い回しは私が聞いた講師の先生とも似ており、やはり証明は出来てないものの皆懐疑的なのだなあと思いました。
私は日本史をかじっているので、さてこれ(もしエンタシスがギリシャと関連しないとしたら)が本当ならどういう影響が出るのかなあと考えています。
是非井上氏の本読んでみたいと思います^^

お礼日時:2002/05/13 22:19

学説は絶えず新しい発見によって変化すべきものですが、、、


『ギリシャ建築のエンタシスと法隆寺回廊などの日本のエンタシスと呼ばれているものは本当は別の(関連のない)ものです。』
~と言い切れるものか、あまりその論文を根拠にした話を聞いていないので疑問には思います。

私はエンタシス説の時代に教育を受けてはいますが、本当にそうなのだろうかと言う野次馬的疑問は持っていました。
しかし、韓国の寺院にもエンタシスの例は多く見られ、石に描かれたレリーフ的な建築画像の柱など柱のフクラミが画かれた例は
中近東から各地に案外多いのです・・・若い時に歴史関係の研究から別方面に鞍替えしたので証拠を出しにくいのですが。。。

しかし最近の例では[山田寺]の柱が法隆寺よりも30年も前にエンタシスの様相を呈していたと言う報告があるので、新しい研究
結果が出るのは期待できます・・・問題は、ギリシャのエンタシスと無縁だと言う証明の方が現時点では難しいように思いますが?

建築史の研究からは手を引いたハミダシ者の意見ですからあまり役に立てなくてすみません。
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この回答へのお礼

さっそくの回答(アドバイス)ありがとうございます^^
私もEivisさん同様に疑問を抱いています。本当に証明の難しい分野ですね^^ただ、もしあまり議論されることなしに今の状態(肯定論)になっているのなら( ̄へ ̄|||) ウームって感じですね。個人的にも論文やなんかを探してみます^^

お礼日時:2002/05/13 22:10

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