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たてぶえの音が鳴る仕組みがわかりません。
どなたか教えてください。

A 回答 (3件)

音は空気を振動させることによって発生しますが、笛のように楽器自体には振動する部分がなく、吹き込んだ空気を直接振動させるものを、エアリード楽器といいます。

 リコーダ,フルート,パンフルートなどが、その仲間です。

1.リコーダを吹くと、空気が細い道(フリュー)を通って流れが整えられ、最初の四角い穴(フィップル孔)で尖った部分(リップ)に当たり、笛の内側と外側に分かれます。
2.内側に入った空気は笛の中の圧力を高め、フリューを通った空気を笛に外に押し出し流れを変えます。 外に勢いをつけた流れは、笛の中の圧力が元に戻っても、そのまま外を流れます。
3.笛の中で高くなった圧力は笛の中を音速で伝わってゆき、指孔の開いている部分で圧力が抜けて負反射が起こり、元の状態より圧力が下がります。
4.低くなった圧力はフィップル孔側に音速で伝わってゆき、フィップル孔に到達したとき、外側の空気の流れを笛の内側に引き込みます。 あとは2からの繰り返しで空気が振動し、音が出ます。

フィップル孔から開いている指孔までの距離が共鳴長となり、その一往復にかかる時間が音の高さを決めます。(両端開放管の1/2波長全倍音共鳴) 発生している音は基本的にパルス波なので、倍音共鳴によりオクターブ上の音も出せます。(リコーダって高い音を出すとき、フィップル孔に近い指孔を半分開けたりするんですよね? 私はフルートを吹くので、とりあえず経験者ということで)
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たて笛、よこ笛に限らず、笛は大体同じ原理で音が鳴ります。


ただし、オーケストラや、ブラスバンドで使う楽器(クラリネットやフルートなど)は少々違いますので、気をつけてください。

ここでいう、たて笛とはリコーダーのことだと思うのでリコーダーで、説明します。
リコーダーの口をつける部分が、薄くなっていると思いますが、これは、送り込む息を鋭くするためです。水の出てるホースの先をつまむと水は勢いよくなりますよね、あれとおなじことです。
単純に音を出すだけであれば、それで出ます。やかんの口についているピーと鳴るものとおなじですね。
勢いのよい鋭い空気は、それだけで、甲高い音になります。
そうして、おくり込まれた息は、笛のつつのなかで、反射して、共鳴がおきます。
共鳴とは、同じ音どうしがぶつかることによって起きる現象です。
そうして、起きた共鳴の音が、笛の音色になるわけです。
ちなみに、音の高低は、リコーダーの穴をふさいだり、あけたりすることで、共鳴の度合いがかわるからです。
わかりにくくなりましたが、一応これが、笛の仕組みです
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瓶の口に横から息を吹きかけると「ぼ~っ」と音が出るでしょう?あれと基本的には同じです。



口にくわえるところから息を吹き込むと、平たいパイプを息が通って、その先にある窓のところに届きます。

この窓は外に向かってあいているだけです。口に近い側の窓の切り口は、普通にまっすぐですが、息が当たる口から遠い側は少し傾斜を付けてあり、これに息が当たりその先のパイプ部分(指で押さえる穴があるところ)へと導かれます。

この時吹き込んだ息の流れは、窓から外の空気をパイプの中に引き込みます。吹き込んだ息と外から引き込まれる空気の流れの早さの差やそれが作る乱流が音になるんです。

同じように瓶に空気を吹き込む場合でも、瓶の手前ではなく向こう側に、しかも上唇を上手く使って吹き込むと横から吹き込んだときとは全く違う音色が出ます。ちょっと難しいですがチャレンジしてみて下さい、面白いですよ。

どちらかというとこちらの方が近いのですが、空気を吹き込むテクニックは尺八やフルートに近い物ですね。

ほっぺたの力で唇を横一杯に引っ張り、口を薄く開けて上唇を出すと言うか、下唇を引っ込めて空気を吹き出すと、結構上手く行きますよ。

縦笛(リコーダー)のように、音を出すための窓や切り欠きがない分、ただのパイプが音を出してくれる理由が感覚的につかみやすいと思います。

吹けば誰にでも音だけは出せる、と言う状況を構造的に持っているのがリコーダーです。
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