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素朴な疑問です。
国が借金で首が回らないってんなら、何でお札をバンバン刷って流通させないんでしょうか?
お札を大量に刷って、銀行なんかにあげないで(公的資金注入って結局こうでしょ)ヘリで空からバラ撒けばいいじゃん。しかも数年前「公明党」がやった変な商品券みたいな中途半端な額じゃないですよ。例えば100兆円ぐらい。
そうすりゃ、デフレも止まるし、消費が上がって(貰ったものならバンバン使うでしょ)税収も増えるし、インフレになって借金の価値が下がるし。いい事尽くめじゃないですか。強いて言えば、経済を止めている高額預金者が預金の価値が下がって困るぐらいでしょ。
こんな発想幼稚ですか?それとも、国際社会のルールとかで刷れないとかあるんですか?でも、今の日本じゃ、そんな事構ってられないんじゃないかなぁ?

A 回答 (7件)

はじめまして。

みなさんの補足になります。
 インフレ、デフレが大きな原因ですが、そもそもインフレ、デフレとはなぜ起こるのか。日本には日本銀行という銀行の元締めがあります。ここが紙幣を発行しているのですが、景気の浮き沈みによって、その発行枚数を多くしたり少なくしたりして調整します。
 つまり決められた枚数しか日本にはない状態にしておいて、その決められた枚数の内のどれだけの枚数(値段)がその商品と交換されるのが妥当か。これが日本銀行が行う通貨供給量の調整の本意です。この妥当はインフレにならず、デフレにならずの通貨供給量を指します。
 偽札事件などが取り上げられる理由もここに関わってきます。
 そしてこれは日本だけではなく、世界全体に通じる話です。為替の話になりますが、これは本国通貨と他国通貨の交換比率を表したものです。為替が成り立つのは日本だけでなく他国も同じような通貨供給量の調整を行っているからであって、同じ商品を日本で買うのと他国で買うのでは値段が違ってくるとなれば、安い方に消費者は流れます。
 ブランド品はどこそこが安いなどと言われますが、これは関税により結局、ほぼ同じ値段に納まってしまうのでは?(すみません。この辺、曖昧です)ちなみに、関税とは他国で得たものを日本に持ち込む時に掛かってくる税金です。
 以上、お金の仕組みに対する私自身の捉え方です。確かに、kenichiさんの仰るような大胆な打開策が問題を解決するかも知れない、と考えてしまう時代ですね。
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>経済を止めている高額預金者が預金の価値が下がって困るぐらいでしょ



高額預金者は困らないでしょう。円以外へ資産を逃避し始めていますから。
結局困るのは、資産を持たない一般の人達ではないでしょうか?
極端に言えば、失業の危険性がなくなる代わりにインフレの為に多くの人が生活必需品しか買うことができなくなるというイメージです。国民がそのようになっても良いと考えるならばこのようなインフレ政策の選択もありだと思います。

ちなみに、江戸時代末期に収入が枯渇して困った藩が大量の藩札を出したことがありました。今、日本で論議されているインフレ政策論はこれと何か違うのでしょうかと思います。再び、過ちを繰り返そうとしているのではないかと(人間は過ちを繰り返す動物と名前を忘れた偉い人が言っていました)。

>国際社会のルールとかで刷れないとかあるんですか?
国際社会のルールはありませんが、評価されることはないと思います。本当に必要であれば、馬鹿にされるのは慣れているので気にすることもないでしょう。

>でも、今の日本じゃ、そんな事構ってられないんじゃないかなぁ?
無駄な公共投資を辞めて全額減税(特に消費税などの物品税や投資に対する税額控除)に回した方が景気の波及効果は遥かに高いと思います。そのような手を打ってからでもインフレ政策の選択は遅くないと思います。(確か1年近く前はそのような話だったような)
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> こんな発想幼稚ですか?



とても良い発想です。借金をなくす方法としては、最も効果的で最も即効性のある手段といえるでしょう。たとえば、1兆円札とかを大量にばら撒けば、国の700兆円の借金なんてあっという間にチャラになります。借金をなくすという点に関してはとても魅力的な方法なのです。しかし、次の点で決定的に問題があります。

円の失墜
まず、円通貨は間違いなく市場から淘汰されることになります。明日には価値が無くなると分かっているお金を持とうという人はまずいません。となると、価値の安定している外国通貨(たとえば「ドル」)で取引をするようになるでしょう。こうなると、円で取引をするような人はいなくなり、円の「通用力(いつでも、どこでも、誰とでも、何とでも交換できるということ)」は失われます。通用力を失った貨幣は貨幣ではありません。

国家の失墜
多分上の説明だけでは、借金がなくなるほうがメリットが大きいのでは?という疑問は消えていないと思います。
これは簡単に言うと「給与が銀行振込になると、お父さんが偉くなくなる」ことと同じです。昔は給料は現金でもらっていたため、すべての給料は一度お父さんの懐に入ります。お金をどう分配するかは、お父さんの意思によったのです。だからお父さんが家族で一番偉かった。ところが、銀行振込みになると、給料はお母さんの懐に入ることになりました。こうなるとお父さんは、お母さんから「お小遣い」を貰うことになります。お母さんに家計が苦しいといわれるので、お父さんのお小遣いは増えることはありません。でも、お母さんは家計が苦しいというわりには、ブランド物のバックを買ったり、海外旅行に行ったりしています。貧乏父さん、金持ち母さんとうわけです。
今となっては、どこにでも転がってそうな話ですな。
このお父さんを日本政府に、お母さんを外国政府(たとえばアメリカ)に変えると、円の通用力が失われた後に起こるべき悲劇を想像できるはずです。お金の流れを支配できない政府は、お父さんのようにその威信が失墜してしまうわけです。


最後に、インフレにしても消費は上がりません。
インフレになったら、ドルやユーロに両替するだけですから。今の最大の問題は、お金を持っている人が、お金を払っても良いと思う価値のある品物が市場に存在しないということです。市場に魅力ある品物があれば、みんなお金を使うんです。極端な例ですが、1200兆円の金融資産が10回市場を回れば、消費税だけでも600兆円の税収になります。借金も返せるんです。今の課題は「金融資産がグルグル回るほどの価値のある品物」を日本が作り出せるか否かなんです。これを健全な発展と言います。
そして、大インフレを起こすことは麻薬中毒にすることと同じです。麻薬を打った瞬間はハッピーだが、その後に最悪の副作用が待っているというわけです。

ではでは。
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お札が大量に流出するとお札の価値が下がります。


価値が下がれば物価が上がります。
120円の缶ジュースが2000円に値上げするかもしれません。

これだとインフレになります。
昔のヨーロッパの某国(どこだったかな?)は大量にお札を発行して大インフレになりました。パン1個買うのに札束が必要になったそうです。
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紙幣をたくさん印刷、ばらまく→たくさんの人がお金持ちになる→


すると市場ではそれ以上に物の値段が上昇する→消費が止まってしまう
という形になってしまうと思います。
違う言い方をすると、お金の価値が下がってしまうのですね。
お金に限らず、ある程度数量が限られていた方がその物の価値が上がりますからね。
例)そこらにいくらでも転がっている石に価値はないが、滅多にない金は価値が高い

それで、 消費が止まる→また紙幣を印刷、ばらまく を繰り返すと
そのうち紙幣の価値がなくなり、額面金額ではなく重さで取引が行われるという悲惨な結果になります。
そうするとその国の経済はもう末期といえるでしょう。現に今まで何カ国かがそういう結果に陥っています。
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インフレになると、当然、物価が上昇します。

それに対して給与は硬直性が強く、物価の分だけ上がらないので、国民の多くを占める給与所得者が苦しくなります。また、日本経済に対する国際的な信用も失墜します。
簡単に言えば、国民の大多数が、このような「お札をバンバン刷ってインフレにさせたデメリットの方が、今の状況よりもずっと問題」である、と考えているからなんだろうと思います。
また逆にいうと、今現在、国の借金が多くても(地公体の借金も多いですが)、国民一人一人の実感としてそれ程、悪いことは起っていない、すなわちインフレのデメリットを甘受してでもしなければならない状態ではない、と受け止められているということでもあるのでしょう。

付け加えると、
1.お札を多量に刷って、ヘリでばら撒くだけでは国の借金は減りません。国債とお札を交換してもらわなければいけません。「貰ったものならバンバン使う」というのは矛盾しています。
2.国が借金を返済するためにお札を増刷する(インフレにする)、というのは、増税をすることよりも政治的に簡単なので、歴史上、その誘惑に負けてインフレに苦しんだという例はたくさんあります。その反省を踏まえ、大抵の先進国においては、法律で中央銀行に独立した権限を与え、政府が自由ににバンバンお札を発行することはできないようになっており、日本でも「日本銀行法」はそのような構造になっています。・・・・但し、「政府紙幣を発行して」とか、「日本銀行法を国会で改正・廃止して」とかするのであれば別ですが。
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例えば貴方の資産価値が半分になってもお金が流通すればよいと考えますか。


お金が流通すれば物の価値がどんどん下がっていきます。
ましてやただでばら撒いたりなんかしたらインフレが貧富の差をますます大きくして、犯罪も多くなる気がします。
世の中環境問題を考えすぎてリサイクルなどして、むだをなくしてしまって消費を小さくしてしまい、経済を縮小してしまったのではないかと思います。
なんにしろわれわれには何もできないので子どもをたくさん作って老後のわれわれを養ってくれるくらいでないと本当に困ると思います。
変な回答になってしまいましたが、資本主義国家の定めなのでしょう。
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