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政治・経済に詳しい皆さんに教えて頂きたいです。
『国益』とは何ですか?

日本は資源が無い国なので、経済活動を最優先にして経済大国とまで言われるようになっています。
これまでは近隣諸国に対して様々な問題を主張してこなかったのが、最近になって領土問題や靖国問題や拉致問題など、これまで見てみぬ振りをしてきた問題が表に現れて、中国や韓国とはトップ同士が会談もしないような状況になっています。
日本はあくまでも日本にとっての『国益』を考えて行動すべきと思いますが、

・あくまでも経済最優先として、財界が希望するように日本から近隣諸国に対して譲歩し、目先の経済上の利益を考えるべきなのか。

・小泉首相の言うように『商売と政治は別だ』として日本の主張をすべきなのか。

『国益』とは国の経済や目先の利益のことを第一に考えるものなのか、それとも今は損をしても100年先を考えて利益になることを考えるものでしょうか。
又は経済や損得では無く、国としての理念、誇りといったものを守ることでしょうか?

単純に答えられるものでは無いと思いますが、日本にとっての『国益』とは何を優先に考えるものでしょうか?

A 回答 (9件)

 今までこの政治欄で回答を書いてきましたが、この『国益』について、全然分からずに回答を書いている人が多すぎるように感じていました。



 質問者の素直で率直な質問に、敬意を表します。

 民主主義国家の国益とは、主権在民である以上、国民の利益です。
 国民の利益は、各国民に共通の基本的なものから、個人によって大きく違う部分まで含みますが、政治としては先ず国民共通の部分が第一優先です。
 優先順位から言って

 1.今現在の安全     
 2.長期の生存      
 3.身体の自由   
 4.精神の自由

この4つを確保することです。日本に今住んでいる人にとって、具体的には

1.一人の国民が、今この瞬間に生命を脅かされる現実の危険を排除すること。(死刑囚は別です。)
2.水・食料・エネルギーなどの心配のないこと。
3.不当逮捕・拘束されないこと。
4.心について、規制されないこと。

 この4つが達成された条件の上で、人間個々人は自己の目標に向かって努力します。(自己実現)

 この4つの条件は、目先・将来に渡って確保される必要があります。
 水・食料の確保のような経済的条件については、持続可能な状態を維持することが必要で、環境問題のように、今良くても将来に不安を残すものは好ましくありません。

 政治家は、国民のこの4つの条件を常に満足するように努力しなければなりませんが、時としてそれを逸脱することも多々起こしています。

 1・2のみでは家畜状態、1・2・3ではナチスドイツや北朝鮮の状態といっていいでしょう。
(ナチスや北朝鮮では、3も時々失われています。)

 国家経済が悪化すれば、2の条件が危機に瀕することになりますし、他国と外交関係が悪化すれば戦争の危険性が増え、1の条件を欠く事になります。(当然警察や消防もこの範疇に入ります。)

 例外的な部分もありますが、概ね1・2・3・4の順の重要度と言えますが、どれ一つ欠けても国益は守ったことになりません。

 日本のように、独自のマスメディアがある国の場合、外国から4の条件について、規制を受けることはほとんどありませんが、3については拉致問題(更に1・2についても問題といえます。)が考えられます。
 貿易立国の日本では2は外国との間で、重要な国益となります。
 1については戦争・紛争を起こさないということです。 
 更に国益として1と2を両立させる必要があることは言うまでもありません。
   
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ようやく私の疑問に対しての回答を得たように感じます。
他の皆さんの回答を拝見していると、あまりにも抽象的で何だかよく解らなかったのですが、この回答で“国益”の考え方が解ってきた気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/14 05:55

「どちらが国益なのですか?」


ですか。
お父さんがしたいことをやらしてあげるのが長い目で見て円満な家庭だよね。親父がそんなことするから俺はいじめられて何かができないという息子は多いが、ほとんどだめ息子だね。それと同じじゃない。
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『国益』とは何ですか?


1個の家庭も1個の国も原理はまったく同じです。
例えば、自宅の境界線問題や、奈良の隣人にほえる女性問題も家庭の規模を大きくすれば国と同じですね。
隣人との土地の境界線問題の解決は、双方の家庭が平和に暮らす条件でしょう。双方は自らの正しさを主張するでしょう。これは国家同士でも同じです。それを国益と呼ぼうが家族益と呼ぼうが同一のものですね。家庭は引っ越せるので違うように見えますが、家を守ろうとすることは日本国を守ることと同じですね。また家では豊かになりたいとお母さんは思うでしょう。家庭の集合としての国も同じですね。つまり国益というのは日本人が日本人であるためのものなのです。難しいものではないですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>難しいものではないですね。

財界は中国との経済関係を考慮して、首相の靖国参拝を止めて欲しいと主張しています。
小泉首相は経済と政治は別だとして一蹴しました。

どちらが国益なのですか?

お礼日時:2006/05/13 12:13

言うべき事は言っていく、その姿勢を批判する人はほとんどいないと思います。


しかし靖国問題は国内問題であり、中国や韓国が横から口を出すからおかしな事になっています。
この問題はグレーゾーンとなる部分が多く、新聞社などは社論を求められるような状況もあり朝日や読売は批判的です。しかし、朝日を上手く利用し外交問題にしたてたのが中国であり、それにのっかった政治家もいた。こんな感じで話はややこしくなっています。
また、中国政府は反日教育や反日世論を作る事に力を入れており、むしろ小泉総理の行動は中国政府にとって好ましいぐらいのものです。ただ反日があまりに高まりすぎるのも収集が付かなくなるので、そこまでは中国政府も望んでいません。反日教育、映画、ドラマ、アニメ、と中国では年中やっていて、そこに小泉総理が火に油を注ぐように靖国参拝を行って大騒ぎというかたちです。
結局、反日感情は中国政府にとって必要な道具ですから、なんだかんだとなんくせは付けてきますから、ほおって置くべき事だと思います。

(しかし、靖国への総理大臣の参拝は個人的には反対と思っています。細かい事は質問の趣旨とずれますのでここでは書きませんが、最終的に総理大臣があそこに参拝する事が定番化すると、政治としても国益になりません。日本批判の口実を与えているようなものです(もし日本が独自の行動を取り始めれば世界一の情報配信力を持つアメリカにだって利用されかねない。)もう、かつての軍国の象徴と政治や国は関わるべきでないと思ってます)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>反日感情は中国政府にとって必要な道具ですから、、、ほおって置くべき事だと思います。

反日感情をほおって置くのは良いですが、現在のように両国のトップが会うこともしない状態は如何なものかと思います。

お礼日時:2006/05/13 06:00

「小泉は総理就任以前は靖国に参拝した形跡はほとんどありません」


共同通信社の報道によると、「首相は初当選以来ほぼ毎年、終戦記念日に靖国神社に参拝してきた」ということです。
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/yasukuni/ …
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この回答へのお礼

補足していただきありがとうございます。

お礼日時:2006/05/13 05:55

わが国は、たてまえでは民主主義国なのですから、国益、つまりAとBの内、いずれかを優先すべきかという問題が生じ、国論が二分したとすれば、十分な議論をした上で、国民投票にかけるという制度を持ち続ける事が最大の国益でしょう。



しかし、わが国ではいまだかって一度も国民投票が行われた事がありません。そこで、現在、国民投票法案が審議されようとしているわけです。この法案が成立し、実際に国民投票が行われれば、国益は明確になるでしょう。

「国益とは何か?」などと、いつまでもくよくよ悩む必要は無くなります。国益が分からずに、いつまでもくよくよ悩むなど、わが国以外の世界のどこの国もやっていない馬鹿な話です。このままでは日本人はアホの集まりかと世界中から馬鹿にされてしまいます。国民投票法案ができれば、日本人も世界から馬鹿にされる事は無くなるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

国民投票で国益がはっきりするのでしょうか。

お礼日時:2006/05/13 05:53

バランスが良くないと国益は損なうと思います。


経済で抜きでていても、軍事が無く、政治も言いなりなら
だんだん、経済的にも不利になるように、世界の動きが変わります
影響し合うものなので、経済だけを考えるのは難しいです。
軍事が全く弱かったら、中国はもっと領海侵犯して資源を狙うでしょうし
政治的な影響力が無かったら、北朝鮮などの人権問題は放置され、油田などの契約も進まず、経済への影響も出るでしょう。

問題は、何十年前でも、何百年前でも、有利な歴史的出来事は政治利用する。
日本にコレを言えば何でも通る。。。
南京大虐殺も、南京の人口より多い虐殺数でも言い続ける
このような、無かった事まで謝ったり、
謝罪・賠償をしても、利用され続ける事柄を継続させるのは日本の国益を損ないます
国際的信頼というのも、国益なのです。
「アジアでは中国」と位置づけたいが、中国の信頼を上げるのは時間がかかるから、日本の信頼を落とすことに力を入れている
これが中国の現状だと思います。
中国の主張を簡単に信じてしまったり、主張の仕方や根拠の無さに、中国が同情されたり、中国の信頼が落ちたりして、今は変化なしだと思います。

日本は信頼されているから、経済活動も出来ると思うので
謝罪し続ける、捏造された虐殺などは認めない
靖国参拝が象徴的なら、国際墓地を作って参拝しても良いと思う
靖国は、国際舞台の場にせず、そっとして置く手もあります
次の総理で実現可能な可能性がある
小泉さんのしたことをカードに行かなければ日本も妥協したと言える
中国も妥協しましょうと、世界で信頼されたい中国に飴をぶら下げる
9月までなのだし、行き続けて終えれば良いと思う
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

バランス、国際的信頼、様々な角度から考えなければいけないですね。

お礼日時:2006/05/13 05:51

先ず、小泉は総理就任以前は靖国に参拝した形跡はほとんどありません。



小泉がやろうとしているのは、中国と韓国に対する屈辱的な外交姿勢を改めようということです。
これは、今後の影響も大きいことなので、現時点で損得の判断ができるものではありません。

日本にとっては、戦争や植民地という過去の問題を将来に引きずらないような外交姿勢が取れることが将来も含めた最大の国益でしょう。
小泉がここまで突張り通したので、逆に次の人は楽です。
靖国に行かないから、戦争や植民地問題は今後問題にするなと言えますよね。
中国や韓国が昔のことを持ち出すと、靖国に行けばいいのです。
そうなると、向こうの国民が、なぜ靖国に行かせるのだ!と自国の政府を攻撃するようになります。

ナショナリズムを煽って、近隣国を攻撃させるのは、諸刃の剣なのです。中国も韓国も、扱いが大変だと思います。

そうした相手の国の内部事情を上手く使うことも、重要なことです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/05/13 05:48

一言で言えますよ。



一家の主である、お父さんが何をすべきを考えることと同じです。

お父さんは、家族を守り、家を物・心の両面で豊かにし、家族を幸せにし、それを阻害する外敵がいればそれを阻止し、家の外の人との関係を構築することによって自分の家の生活を有利にしたりします。

また、
どうやれば、もっと良い暮らしになるかについて考え、現状よりもよいやり方があれば、それに変えたりします。

時々、それらのような行動を家族のためにやっていることを家族に理解してもらえず、家族からそっぽを向かれたりしますが、それでも我慢して、やるべきことをやり通します。


「お父さん」を「政府」、
「家族」を「国民」、
と置き換えれば、全く同じことになります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/13 05:45

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