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時々「あの漫画はこの漫画のあの場面や設定を盗んでいる」という話が出ることがありますが、どこまでが盗作となるのでしょうか。
人間の想像力には限界があるし、偶然の一致がないとも言えません。
漫画における「盗作と偶然の一致の境目」はどこなのでしょうか。
※念のため書いておきますが、私は盗作を認めているわけではなく、勿論盗作はしてはならないと思います。

A 回答 (4件)

最近はあまり神経質すぎる意見が目立つようになってきていますが、明らかな盗作と断言するにはそれなりの証拠や根拠が必要になります。


盗作の線引きはとても難しいところです。どこまで、と言われてしまえば、コマの割り方や漫画の技術全てが、極端に言えば先人たちの技術の盗用となっているからです。
漫画家はデザイナーではありません。ですから絵を描くときは資料を参考にします。建物の写真やファッション誌などを見ながら描いて、それをデザインの盗用と言われてしまえば何も描けなくなってしまいますよね。

極端な例をだしてしまいましたが、わたしが考える盗作の範囲は、

同じジャンル・媒体(ここで言うと漫画や小説など)の作品から、万人が「著しく類似箇所が多くあげられる」レベル

ではないかと思います。

決め台詞は結構かぶることがありますので、
・台詞ならば一連の言い回しが数ページにわたって同一。
・絵ならば、重ねてみてぴったりと一致する。
これくらいですと、だいたい黒だと言えるのではと思われます。

こちらなんかがプロ・アマ問わずに様々な検証サイトを紹介しています。
www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/9779/
(アドレスバーにコピペで移動してください)
かなり強引な検証も数多くありますが、現在の盗作・盗用について実情がよくわかると思います。

また、提言サイトというのが過去ありましたが、こちらに関するサイトを読むと、最近よくある「根拠のない(または根拠が弱い)盗作疑い」が増えるしくみが良くわかります。間違った盗用疑惑の例です。
kuroneko-y.hp.infoseek.co.jp/index.html
(アドレスバーにコピペで移動してください)
ぜひ上のサイトとあわせて読んでいただきたいです。
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この回答へのお礼

教えていただいたURLのサイトを見てみましたが、確かに「これは偶然ではないのか」「これは強引だろう」というものが結構ありました。
大変参考になりました。お答え、有り難う御座いました。

お礼日時:2005/11/13 18:09

客観的に判断できるのは、構図がトレースされている場合で、2つの漫画を重ねて構造物の配置や人の関節部分が一致していればまずクロですよね。



それ以外の、設定やキャラクタやストーリー展開の盗作ってに客観的に基準を設けるのはかなり難しいですね。

私はかなり寛容な方なので、前者は盗作だけど後者は面白ければOKかな。と思っています。
盗作だからNG,というのではなく単につまらないからNGということです。

ここからは"もしも"の話ですが、極端に厳しくしすぎると、創作したものでも過去の作品と比べて同じものが無いか確認した上でないと発表できないことになってしまい、文化の発展が損なわれるんじゃないかと考えています。
ここまで行くとは思いませんが、野放しとこの間のどこが最適な妥協点なのかは難しい問題ですね。
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この回答へのお礼

確かに漫画には“参考”というものがつきものであり、私としてはそれはあってもよいと思うので、あまりにも厳しくすると今までに発表されてきた多くの作品が“盗作”ということになりかねませんし・・・。難しい問題ですね。
お答え、有り難う御座いました。

お礼日時:2005/11/13 18:11

作品内容がほとんど同じでない限り「盗作」とまではいえないです。


文芸芸術の世界では(現在においては漫画もその範疇に十分収まるレベルのものが多くありますので)古来「翻案」ということが許されてきました。これは単に引き写すのではなく、翻案者の創作能力も問われるものです。

細かなシチュエーションなどは、当然偶然の一致もありますし、二つの作品が似通っていても、その両方が別の作品からの影響によるものの場合もあります。
今までにない新たなものを生み出すということは大変難しいことで、量産を要求されるエンターテインメントにおいては「パターン化」の組み合わせに陥ることも多々あります。これも見ようによっては「盗作」の範疇に入るものがあるかもしれません。

さて、最初に戻って漫画の世界では残念ながら歴然とした「盗作」がたくさんあります。(作家自身のオリジナリティーが全くないもの)
ただこれは、作家本人の認識がなくても編集者などの入れ知恵で行われることもあります。
定期的に商品供給を行う必要がある世界ですので「ネタに詰まってやっちゃいました」ということでしょう。

申し訳ありませんが、一部しか知らずそれだけを例示するのは不公平になるので、実例の提示は差し控えさせていただきます。
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この回答へのお礼

盗作は作者の意志で行われているもののと思っていましたが、それだけではないのですね。
漫画家は編集者には逆らえないこともありますからね。
お答え、有り難う御座いました。

お礼日時:2005/11/13 18:13

結局、判断する人の主観になると思います。

まず偶然と言うなら、その作品を知らないことが前提になりますし、それを証明する必要がありますので、あまりに酷似してる場合は、偶然で起こりうるかの客観的判断になるでしょう。
最終的には、裁判になりますね。

ただ、もっと難しいのは偶然よりも参考にする範囲ではないでしょうか?人間少なからず他の作品の影響は受けると思います。
また、参考にして良い範囲もあるはずです。
盗作と参考の範囲は難しいです。

ただ、これも客観的に見て、自分の創作がどこまでくわえられてるかでしょうね。
数コマにわたって、同じような構図で書かれていたり、ストーリーなどが客観的に見ても酷似していれば、盗作になるでしょう。

漫画に限らず音楽等でもありますよね。
難しい問題です。
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この回答へのお礼

確かに、好きな漫画や漫画家の影響は受けやすいですよね。自分では意識していなくても作品に表れることはあるでしょうし・・・。
お答え、有り難う御座いました。

お礼日時:2005/11/13 18:17

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