質問

質問者:osietekaiza- 近親相姦について
困り度:
  • 暇なときにでも
近親相姦は奇形がうまれやすい、と教えられてきました。皆さんもそうだと思います。

最近、ある哲学書を読んでいたら、奇形が生まれやすいというのは近親相姦を防止するための教育上のウソである、と書かれていました。そこを読むまでは信頼できる筆者、本だっただけにびっくりしました。
たしかに考えてみると人間以外の哺乳類の近親相姦はよくあることのように思うし、人間だけがどうして奇形が生まれやすいのだろう、と思うようになりました。恐怖を感じさせるような言葉である「奇形」に限定されているのも疑問に感じてきてしまいました。
こういったことに詳しい方がいましたら教えてください。
なお、近親相姦についての質問を不快に感じる方がいましたらさきにお詫びしておきます。すみません。
質問投稿日時:05/09/06 18:25
質問番号:1631202
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回答

良回答20pt

回答者:boukennsya だいたい、他の方々が書いておられるように、近親婚は非常にリスキーです。

で、近親婚についてのタブーが強い地域と比較的弱い地域があります。例えば、アジアでは中国大陸と朝鮮半島はタブーが強いのです。この背景を見ると、中国では牧畜が大昔は盛んだったのです。で、家畜のようなつくりの単純な生き物でも、近親交配を続けると、やっぱり妙なのが生まれるんですね。それを身近にみた人々は、近親交配を忌み嫌うようになります。それに、あとから、儒教のような道徳率ができて、公式化して教義として禁止するのです。儒教の影響下にあった朝鮮もこれに習います。例えば、韓国人などは、どんなに激しく一目ぼれしても、苗字が同じと分かった瞬間に相手への性的欲望が消滅するそうです。

中東アラブでできた、砂漠地方発の宗教(ユダヤ教、イスラム教、キリスト教)も同じです。近親交配から、変な家畜が生まれるのを経験的に知り、それが宗教的罪と融合して、宗教的に禁止されるんですね。

で、日本、東南アジア、エジプトのように、牧畜が盛んではなかった地域では、近親婚は比較的多かったのです。これは、皇族や高級貴族に特にみられ、財産の安定と血の純潔さという観点から、近親婚がなされていました。

ただ、近親婚を徹底した結果、変わった事例も出てきました。それは、近親婚はリスキーな反面、それを続けると、たまに、異様に優秀な人が現れたりするのです。聖徳太子がそうです。彼の家計図をみるとわかりますが、まさに究極の近親婚の連続で生まれた人です。これは、動物実験でも報告されていまして、まれに、優秀な種が生まれるそうです。

ともあれ、人類にとって、近親婚は大昔はけっこうあったのですね。ただ、この生物学的危険が気づかれ、あとから宗教的に禁止したわけです。その一方、日本やエジプトのような文明の高い地域でも、牧畜が盛んではない場合、けっこう継続していたりします。
種類:回答
どんな人:一般人
自信:自信あり
回答日時:05/09/07 04:21
回答番号:No.5
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回答

良回答10pt

回答者:baihu 世界中のほとんどすべての国に近親婚を禁ずる法的な規制があることはご存知だと思いますが、これは遺伝病などの存在が解明されるはるか以前からあるもので、インセスト・タブーと呼ばれます。

人間以外の生物でも、血縁の近いもの同士の間に子孫を残すことを避けるよう進化しており、例えば植物では自家受粉を忌避するしくみを持っていますし、人間を含む動物では、体臭などを手がかりにして、近い親族への性欲が生じないようになっていることが多いのです。近親相姦は自然状態では「できるだけ避けること」であり、絶滅に瀕した際の緊急避難的措置です。

進化の淘汰圧に、先の回答にあるような劣性遺伝子が大きく関与していることは事実でしょう。「人間以外の哺乳類の近親相姦はよくあること」というのは、人為的な育種(品種改良)のことでしょうか。わざと近親婚をさせて劣性遺伝子を発現させることで排除し、特定の遺伝子のみをピックアップしているのです。沢山の「要らない子孫たち」を殺すことで初めて可能な操作です。多様性をなくすことで、遺伝子を均質化しているとも言えます。多様性を無くした種は、環境の変化に対して極めて脆弱です。

古代エジプトのファラオの家系や、上代日本の皇族についても、ごく稀に発現する“遺伝的スーパーマン”のために、多くの闇に葬られた命があることはよく知られています。御幣があることを承知で言うなら(畏れ多いことながら)、やんごとなき血筋を奉る周囲の勢力によって、“品種改良”されていたのです。決して近親相姦を好んだからではありません。

「奇形が生まれやすいというのは近親相姦を防止するための教育上のウソである」というのは、本当にその言葉通りの記載があったのでしょうか。遺伝病にはさまざまなものがあり、言ってしまえば確率の問題で、近親婚により高率で発現する遺伝病もあれば、そうでもないものもあります。哲学というか、レヴィ=ストロースを始めとする構造主義的人類学では、遺伝病にのみ着目せず、女性の贈与という観点からインセスト・タブーを説いています。「奇形のみを根拠としてすべてのインセスト・タブーを説明できない」という意味ではないでしょうか。
種類:回答
どんな人:一般人
自信:自信あり
回答日時:05/09/07 22:09
回答番号:No.9
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