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文法書により仮定法were toの解釈が違います。
仮定法shouldは「万一」として単一の訳ですが、
were toは「仮に」と一見単一ですが、実現可能にも不可能にも
使えます。
文法書により、「実現・非実現両方に使える」「shouldよりも非現実の場合に使える」「非現実のみつかえる」とさまざまです。
were toの正式な解釈を教えてください。

A 回答 (4件)

 私が最初に文法を本格的に勉強した文法書には,should と were to を仮定法未来として挙げ,should が「万一」なのに対しwere to は「仮に太陽が西から昇るとしたら」のような実現不可能な場合に用いる,と説明されていました。

今想うと,これはすべてを説明していません。
 以下,私が別の質問(http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1421186)で回答したものを引用します。仮定法は叙想法として説明しています。
 叙想法過去が現在の事実に反する仮想,叙想法過去完了は過去の事実に反する仮想を表します。叙想法「過去」「過去完了」というのはその動詞の形から名付けられています。
 ところが叙想法未来というのは,動詞の形が未来だからではなく,未来のことを表すから叙想法未来なのです。
 未来のことは確定していませんので,
例えば,「明日雨だったら,ピクニックには行きません」というのは直説法で,
If it rains tomorrow, we will not go on a picnic. と言います。
 そして,天気予報では雨の確率がかなり低い場合に,
「万一,明日雨だったら,ピクニックに行きません」というのを
 If it SHOULD rain tomorrow, we will not go on a picnic. と should を用いて表したものが叙想法未来です。このように帰結節には will などの助動詞の現在形を用いることが多いですが,叙想法過去と同じように,would などを用いることもあります。
 一方,were to を用いる場合ですが(これも叙想法未来と説明している文法書が多いと思います),もともとは,be + to 不定詞が叙想法過去になったもので,帰結節は would, should, might, could など助動詞の過去形を用います。その意味するところは,「仮に~するとしたら」という意味で,「仮に太陽が西から昇ることになったとしたら」という可能性のまずないことから,「仮に明日雨だとしたら」というある程度可能性のあることまで,用いることができます。 以上

 このように were to は,未来のことを「仮に~するとしたら」のように,文字通り「仮定」する言い方ですので,「実現不可能」な場合も含まれてきますが,そうでない場合もあります。というより,可能性は問題にならない,といった方がいいかもしれません。「仮に明日雨だとしたら」のような場合は,単に「仮に」であって,天気予報的に確率が高いか低いは関係ないのです。
 おそらく were to を「非現実のみに使える」と書いてはいないと想います。非現実の場合のみを説明していて,読みようによっては非現実のみと解釈されかねない,説明不足なのだと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
実際ある文法書では「非現実のみ」と断言されていたので
困惑してしまいました。
実際は可能性の問題ではないのですね。
参考になりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/08/01 07:29

ange17さんの疑問はもっともな疑問だと思いますが、


実現可能か不可能か、と問われれば結論的には可能のようです。

以下は定評のある英語学習者用の文法書であるトムソン、マーティネット共著『実例英文法』(原本の第2版を江川泰一郎氏が訳したもの、1973年に研究社出版から)の一部(pp.237-238、及びpp.243-244)です。(最新のものは原本の第4版のものの訳本になっているはずです)

(A)
いわゆる仮定法過去(例えば、If he ran all the way, …)には2つの用法があり、次の(1)と(2)のどちらにも解釈できる場合がある。1つは、(1) if節が「ありそうもないこと」を表す場合で、例の場合、but I don’t think he willの含みに取れる。もう一つが (2) 「if節が「現在の事実に反すること」を表す場合であり、例の場合、but he doesn’tの含みとも見られる。このようなあいまいさを避けるために、(1)に対しては以前にはwere to を使ったことがあった。現在では、このwere to はやや形式ばった表現と考えられているが、書きことばでは見かけることもある。

(B)
仮定法過去というと、とかく(2)の用法だけが大きく扱われているが、現在または未来における「ありそうもないこと」を表す(1)の用法もあることに注意したい。

(C)
なお、were toであるが、2つの用法のうち(1)の用法にだけ使われるということから、このwere to は話の内容が事実上、ありうることでも、ありえないことでも「(そんなことはあるまいが)仮に…するとしたら」という仮定の条件を示す表現であることがわかる。

(D)
2つの用法のうち(1)の用法においては、過去時制の代りにwere to を用いることができる。
 If she offered him £500 (もし彼女が彼に500ポンド提供すれば)
= If she were to offer him £500

以上の指摘は、were toとshouldを並列に教える傾向の強いわが国の高校レベルでの英語教育界においては貴重なコメントだと思います。
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現在に係ったものが、仮定法過去、過去に係ったものが、仮定法過去完了ですよね。


形は一通りです。現在、過去の違いはありますが、事実は一つしかないからです。

ところが、未来になると、これから先のことで、可能の有る、無しで、書き方が変わってきます。
  ●太陽が西から昇っても、などの可能性がゼロに等しい場合は、wewe to
  ■彼が来たら出発だ、などの可能性が強い場合は、現在形(条件としての副詞節)

それ以外は、可能性はまちまちで、should を用い、その可能性を自分はどう判断しているかを主節で表すと思っています。
  ● 起こるかの可能性が0に近いと思えば、助動詞過去を使い
  ■ 起こる可能性が100に近いと思えば、原形

図にすると、
可能性0% If S were to , S 助動詞の過去 原形
可能性?% If S should , 0%に近ければ↑(上)の形
 〃      If S should , 百%に近ければ↓(下)の形
可能性強  If S 現在形 , S 助動詞の原形 原形 ・・・(条件文としての副詞節)
ぐらいの理解です。受験であればこのレベルで十分かと思います。(失礼?)
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「可能性が高い低いは問題でない」と申し上げたのは少し違っていたかもしれません。

いろいろな辞書を見ても,「可能性がないかきわめて低い場合に用いられる」とあります。専門家の方のご意見をうかがいたいと思います。
 ただ,「太陽が西から昇る」のような一般的に非現実的なことだけでなく,「私が外国に行くとしたら」のように,一般論としては十分可能で,個人の意思として可能性がほとんどない場合があるのは確かです。
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