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ずいぶん前に多重人格について質問させていただいた者です。
私は、「多重人格性障害はなぜ女性の方が多いのか」というテーマで論文を書いています。

以前ここで質問させていただいた時、みなさんから色んな意見をいただきました。改めて質問させていただきたいのですが、なぜ多重人格性障害(今は解離性同一性障害と名称変更されていますが)には女性の方が圧倒的に多いのでしょうか。

前にここで質問させていただいてから色々調べてみて私なりに考えた結果としては、女性と男性の脳の構造(…というか、何か非日常的なトラウマとなるような出来事が起こった時の対処の仕方?)の違い、そしてやはりなにか心理的なものが原因なのではないかと考えています。

何かわかることがあったら是非教えて下さい。お願いします。

A 回答 (8件)

 精神疾患にかかる場合のほとんどは脳のある部分が傷ついているわけですが、それらの原因となっている日本の虐待傾向なども調べてみるとよいかもしれませんね。

幼児期に決定的な脳の部位が傷つくと修復不可能なので(脳に可塑性があるから外見では直っているようにみえますが)ぜひ熱心に研究してください。脳のことやデータ分析について何かありましたら↓

参考URL:http://web.hpt.jp/m627x32/
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!
また何かわからなかったらお願いいたします。

お礼日時:2005/07/29 18:12

潜在意識や無意識と呼ばれる存在は意識を間接的にしか認識できないようです。


そのために愛情を道しるべにして同一性を保とうとしているようです。
この愛情に対する意識の認識の仕方が男女では異なっていると思います。
男性の場合愛情を裏切って同一性を失った悪意は性欲に昇華(堕落といったほうが良い)して、理性のいう事を聞かない厄介な存在になりますが、女性の場合性欲は簡単に抑圧できる代わり、与えるだけの真の愛情とは正反対の、愛を求めるだけの愛欲とでも言うべきものが煩悩のもっとも厄介な位置を占めます。
これは満たされないことがわかると憎しみに変わる偽物の感情で男性にはあまり実感が無いものです。

それから、健康な無意識は従順であるゆえに、男性でも女性型の感情になります。
男性型の感情を持つ無意識は、悪意を抑圧する抗体のような感情ですが、女性では意識と健康な無意識が同じ女性型の感情なので親和性が高い代わり、男性型の悪意を抑圧できる感情が不足して情緒不安定になるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。愛情に対する意識の認識の違い…ですか。なるほど難しいですねぇ。

お礼日時:2005/08/08 18:08

言葉が足らなかったみたいで、申し訳ありませんでした。


もう一度、女性が多い理由を述べたいと思います。

『クラフトの四因子説』と言うものがあります。
・その人間にトラウマによる解離、自己催眠傾向のような解離が出来る土台があること
・性虐待、近親者の死、当人の病気の苦しみ等、その子供の自我の適応的な機能では対処しがたい圧倒的な事態にさらされること
・文化的なもの、体験、想像上の友達などで、解離による人格状態を作り出す
・重要な他者(親など)による刺激からの修復の体験が十分にされなかった
というものです。
これらの経験があると、解離性同一性障害になりやすいということです。
社会的や遺伝的や身体的などの原因により、男性より女性の方がこれらの因子が当てはまりやすいということらしいです。
社会的原因というのは女性の社会的な地位など。
遺伝的・身体的原因というのは脳の構造や性差など。
と言えると思います。

しかし、あくまでこれは一説に過ぎません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
社会的な地位、というのはジェンダーのようなものでしょうか。

お礼日時:2005/08/08 18:12

>>統合失調症になると両者のバランスに変化が起きる、というのは多重人格性障害にも言えることなのですか?


申し訳ありません。多重人格障害について質問されていたのをスッカリ無視した回答をしてしまいました。これは、多重人格障害については同じことがいえるとは限りません。ただし、脳の構造や働きに男女差があるといことは、もちろん多重人格障害でも男女差を考えなければいけないことです。PTSDや解離性同一性障害に陥った成人女性の左海馬のサイズは明らかに小さく(右海馬はそれほど影響を受けていない)、海馬のサイズと解離性同一障害の症状の度合いには明確な相関がることもわかっています。さらに、児童虐待を受けた境界性人格障害の成人女性では正常サイズよりも海馬が16%程度小さく、扁桃体も8%ほど小さいことが報告されています。不安障害も男の子よりも女の子のほうがはるかに多く見られるようですし、(これはラットの実験ですが)雌のラットのほうが海馬が急激的なストレスによって働きがわるくなるようですから、そういった生理学的な面からいっても女性のほうが多重人格障害になっていしまう傾向が多いのかもしれません。

>>~変化の起きる確率というのに性差はないということですか??
男性と女性を比べてどちらが脳の部位に傷がつきやすいかは分かりませんが、同じ部位に損傷が合った場合でも男性と女性とでは(脳の構造や反応の違いから)症状の起きかた(起きる程度)が変わってくるということです。

 長々と分かりにくい説明になってしまったかもしれませんが、分からない部分があったらまた補足要求してください。
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この回答へのお礼

何度も親切にお答え下さって本当にありがとうございます!
前にお答え下さった時に、眼窩前頭皮質と扁桃体のバランスに変化が起こった時にOARが小さくなる(女性の場合)とおっしゃってましたよね?それに海馬というのは関わっているのでしょうか?それとも眼窩前頭皮質と扁桃体に対して海馬の働きというのは全く別なのでしょうか?そして変化が起きる海馬というのは女性の場合左海馬の方が影響が大きいというのは、男性の場合もそうなのでしょうか?そして、男性の場合も海馬は小さくなるのですか?
変化が起きるというのはつまり傷つくということなのですね、なるほど!

お礼日時:2005/07/27 22:50

>>眼窩前頭皮質←これはなんと読むのでしょうか?


眼窩前頭皮質は”がんかぜんとうひしつ”と呼びます。正確には眼窩(がんわ)と呼ぶようです。あと、偏桃体と書いてしまいましたが正しくは扁桃体です。

>>統合失調症にかかった女性のOARが小さくなっている、というのは、男性脳に近づく、ということですか?
簡単にいえばそういうことになるかもしれません。OARが小さくなるということはつまり、眼窩前頭皮質が小さくなってしまうということですからね。ただし、男性の場合はでは逆にOARが健全な男性に比べて大きくなっていたようです。これが研究者たちを困惑させる結果ですが、性別によって治療法が変わるということがいえるわけですね。

>>OARというものに変化が起こるときというのは、どのような時なのでしょうか?
統合失調症になると扁桃体と眼窩前頭皮質とのバランスが変化するといことは分かっているのですが、何が直接的な原因となって両者のバランスが変化するのかは私にも分かりません。単純にはいえませんが、統合失調症になる要因が関わっていると考えられそうですが、、、

>>それはやはり男性より女性の方が起こりやすいのですか?
男性より女性のほうが起こりやすいといことではなく、男性と女性では統合失調症になった時の変化が異なるというべきでしょうか。もちろん性差によって違いはありますが、個人差もあるので一概に「男性と女性はこうである」ということは現状ではいいがたいですね。余談ですが、統合失調症だけでなくうつ病や依存症、PTSDのような精神疾患についても女性のほうが発祥しやすいということが最近ではわかってきて、男女差による治療方法の違いが注目され始めています。

 
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この回答へのお礼

お答えして下さりありがとうございます。
男性は大きくなるのですか!ほんとに困惑してしまいますね…
何度もすみませんが、また質問させてください。統合失調症になると両者のバランスに変化が起きる、というのは多重人格性障害にも言えることなのですか?
それと、>>男性より女性のほうが起こりやすいといことではなく、男性と女性では統合失調症になった時の変化が異なるというべきでしょうか。の意味がよくわからなくて…理解力がなくてごめんなさい。変化の起きる確率というのに性差はないということですか??
お願いします。

お礼日時:2005/07/26 23:49

 si04siさんのおっしゃるとおり、男女で脳の構造に差があるからです。

眼窩前頭皮質(情動を調節するのに関わっている部分)のサイズを測定し、情動反応に関する偏桃体のサイズとを比較した結果、女性は偏桃体に対する眼窩前頭皮質の比率(OAR)が男性に比べて大きいことがわかっています。このバランスは統合失調症になると変化することも分かっています。例えば統合失調症にかかった女性は、健康な女性に比べてOARが小さくなっていることがわかっています。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
眼窩前頭皮質←これはなんと読むのでしょうか?医学的知識なくてすみません・・・
統合失調症にかかった女性のOARが小さくなっている、というのは、男性脳に近づく、ということですか?そんな単純な考え方ではないですかね…?
それともう2つお聞きしたいのですが、そのOARというものに変化が起こるときというのは、どのような時なのでしょうか?それはやはり男性より女性の方が起こりやすいのですか??
お答えいただけたら嬉しいです。お願いします。

お礼日時:2005/07/26 21:36

心理学を専門にしているわけではありませんが


思うところがありますので答えさせて頂きます。

解離性同一性障害が起こる原因の一つに、幼少期に受けた耐え難い性的虐待というのがあると思います。

男児より女児の方が性的虐待を受ける確率は高いと思います。つまりは、男性より女性の方が多くなるということではないでしょうか。

しかし一概に虐待だけが原因ではなく、きわめて多くの原因が関係していて遺伝的・身体的な要因も否定できないかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
身体的な要因というのは、女性の方が男性よりも力が弱い、とそういうことでしょうか?

お礼日時:2005/07/26 21:28

男より性的虐待などを受けやすいのではないでしょうか。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。
やはり原因が関わってくるのでしょうね。

お礼日時:2005/07/26 21:26

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