哲学を自力で勉強したいのですが、例えばカントだのヘーゲルだのの著作を読んでみてもさっぱり言ってることが分かりません。
もちろん哲学独特の言い回しが、哲学科の人たちにとっても難しいことは承知していますが、
主知主義だの一元論だのといった言葉が「知ってて当然」のように使われているのには苦しめられます。
辞書を引き引きのろのろと読み解いていくことは可能でしょうが、あまりにも時間がかかって集中して読めません。
とりあえずそういった初歩的な問題をクリアにしたいので、どなたか、哲学の「いろは」が分かる本、初心者向けに哲学を体系的に解説した本がありましたらご紹介ください。お願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんわ!
おススメは、『創元選書 改訂増補 哲学初歩』 斎藤信治
です。タイトルだけみると、漢字ばっかりでいかめしいのですが、
内容は極めて読み易いです。
私が大学生の時、教養課程で哲学をとっていたのですが、
教養科目だったので、とてもくだけててオモシロイ、
いまで言うところの『トリビア』的な授業だったんですね。
まさに、教養程度の知識、だったので、この導入書が教科書で、
楽しく学べました。
話し言葉で書かれていて、それこそやさしい授業感覚です。
もちろん、『哲学とはなにか』やソクラテス、アルキメデス、
カント、ヘーゲル、ハイデガーなど、西洋哲学史も、解りやすく
講義されています。
ちょっと高め(\1900くらい?)ですが、図書館などでお探しになれば、
あると思います。
一般常識として哲学を身に付けようとしたり、教養のレベルで哲学を知りたい場合、「楽しい」という部分は重要ですよね。哲学に限らずですが・・・
それでいて有名どころの紹介もあるようなので質的にも期待できますね。
図書館にもありそうなものなので探してみますね。回答ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
哲学に関しては素人ですが、昔、
ちらっとかじったときに面白かったものを…。
● 別冊宝島「わかりたいあなたのための 現代思想・入門」 JICC出版社
哲学といっても形而上学的な系譜を中心に解説したものですが、非常に初心者むけにわかりやすくまとまっている本です。
「現代思想はなにを問題にしていたのか」を思想家・哲学者の系譜をおいながらつかんでいくことができ、ついでに日本の現代思想への影響にまで言及しています。
(カントやヘーゲルあたりよりはもうすこし世代があとで、ニーチェからサルトル、デリダ、ソシュールといったあたりにページをさいていますが、その他にも、結構たくさんの思想家やキーワードについて解説がついています。 用語の説明も欄外など随所にあります)
もともとが「ちょっとインテリジェンスを身に付けたい」オジサマたちのための本なのでなによりも読みやすいです。
どうもニーチェ以前の、カント、ヘーゲルあたりの古典的なあたりは、神学の影響がかなり強いと思うので、純粋に「知」「思想」ということを考えるという意味で哲学を…と思われるのであれば、「構造主義」とかそのあたりから読んでみた方がいいんじゃないかなと思います。
(ほんとに専門にきちんと勉強された方からすれば、「ちがーう!!」といわれてしまうかもしれないですけど(^^;))
別冊宝島は、おそらく図書館にはないでしょうが、書店にはあるかもしれませんね。
この本では比較的新しい哲学が紹介されてるみたいですね。
他の方のオススメとは毛色が違うので、また違った知識が得られそうですし、チェックしておきますね。
ご回答ありがとうございました。
ちなみに、私が哲学を学ぶ上での目的は一般的な知識としての哲学を身につけることです。
皆様が色々紹介してくださったので、哲学の勉強も上手くいきそうです。どうもありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
「ソフィーの世界」
著:ヨースタイン・ゴルデル
出版社:日本放送出版協会
これはオススメ。というか、最初に哲学に嵌まったのはコレから。
同じ著者の方で、ちょーっとズレるけど、
「カードミステリー」
「鏡の中、神秘の国へ」
など。
カードミステリーはジュースが呑みたくなるような。ソレも変かな。小説としての作品だけでもなかなかですよ。
それから、
「子どものための哲学対話―人間は遊ぶために生きている!」
著:永井 均 出版社:講談社
これはめっちゃ面白い!
上のがカタイ。カタすぎる!と思ったら、即行路線を変えて、こちらへ。マンガもちょいちょい入ってて、さくさく読める!
鞄に入れて持ち歩いて、読んでみたり出来るほどカンタン。
「いろは」なら、コレかと。
ちょっと思ったんですが、ソフィーという名前は「philosophy(哲学)」から来てるのかな・・・?
下の「子どものための~」は哲学のための序曲といった雰囲気ですね。
今度探してみたいと思います。回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
こんにちは!
哲学の人たちってとても難しい表現ばかり使いますよね。
本題ですが僕は『ソフィーの世界』をすすめます。これは小説ということもあってかなりわかりやすいです。取っ付きやすいですし。高校の倫理の授業でこれを扱いながら授業しました。是非読んでみてください。
「ソフィーの世界」はタイトルだけは聞いたことがあります。
有名な小説ですが、内容が哲学だとは知りませんでした。
この作品はベストセラー本の中では珍しく玄人ウケしていたので気になってはいたのですが・・・
この作品は間違いなく書店にも図書館にもあるでしょうし、今度読んでみますね。回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
こんばんわ。
かんき出版社
「手にとるように哲学が分かる本」
http://www.kankidirect.com/book.php?keycd=434
参考URL:http://www.kankidirect.com/book.php?keycd=434
おお、これは非常に網羅的ですね。
どこかで聞いたことのある大御所の名前がズラリと並んでいるので、哲学をひととおり学ぶにはお手軽ですねw
これもいつか読んでみたいと思います。回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
『14歳からの哲学』池田晶子著 はいかがでしょう?
哲学の入門書と言うよりは生き方ガイドみたいなものでしょうが…。ちょっと違うかなあ…
参考URL:http://www.bk1.co.jp/product/2289816
哲学を学んだ作者が、その知識を応用して中学生程度の子供向けに分かりやすく噛み砕いた内容のようですね。
哲学に入門するためにはいい一冊かもしれませんね。
割と人気のある本のようなので、今度探してみたいと思います。ご回答ありがとうございました。
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