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たしかページの開く側が輪になっていて(袋とじ?)
読むときは一枚ずつペーパーナイフで切り開きながら読む
というものだと訊いたことがあるのですが、あってますでしょうか?

それからフランス装の本は、どこかで現在でも出版されているのでしょうか?
いまどういうところでてに入りますか?
フランス装に関すること、ご存知の方教えて下さい。

A 回答 (1件)

フランス装というのは、後で購入者が装幀をしなおすことを想定した簡易製本です。

フランスで昔は個人の趣味に合わせて皮装幀をするのがステイタスでした。ですから、装幀をし直すのに都合のいいように、途中まで作った中身に簡単な表紙カバーのようなものでくるんだ状態です。本の中身は、4か8ページごとに一枚の紙に印刷してあり、それをたたんで端を切ります。これを一折りと呼びます。フランス装の場合は、この時のカットも省いているため、端が輪になっているのです。

日本の出版事情から言って、これはかえって手間になりますので、めったにありません。オシャレな出版社(サバト館など)は「フランス装もどき」を作ることはありますが、中身はたいてい普通ですね。凝った自費出版や、フランス装幀の作家が、独自にそういうテキストを販売していることはあるようです。高価です。とてもマニアックな世界ですね。
本場フランスではもうすこしみつけやすいかもしれません。あるいは、洋書の古書などでみつかるかも。
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この回答へのお礼

fitzandnaoさん、ありがとうございます

■>後で購入者が装幀をしなおすことを想定した簡易製本・・・
■>個人の趣味に合わせて皮装幀をするのがステイタス・・・

なるほど、そういう成り立ちだったんですね。全く存じませんでした。
ということは古いフランスの本は、同じ中身で異なる装幀のものが
ある、というかみんな違うわけですね。いや、勉強になります。

■>日本の出版事情から言って、これはかえって手間・・・

「和綴じのフランス装」なんか作ってみたらオシャレかな
とか思っていました。ムリそうですね。

■>本場フランスではもうすこしみつけやすいかも・・・

やはり手に入りにくいんですね。
切ってない本の方が高そうですね。
気長に古本屋さんや蚤の市なんかを探してみます。

fitzandnaoさん、ホント勉強になりました。
ありがとうございました<(_ _)>

お礼日時:2005/04/21 17:58

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