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この宇宙に物質が存在していますが、それはどうして存在しているのでしょうか?

理屈などなく、存在しているから存在している、といわれそうですが、物理学では何か説明ができるのでしょうか?
何にもない状態(真空)と何か(物質)がある状態とでは、何がどう違うのでしょうか?
あるとき真空から物質が生まれる(無から有を生じる)ということがあるのでしょうか?
その場合エネルギー保存の法則は成立していますか?

磁力、電気などのエネルギーは物質ですか?

A 回答 (8件)

>何にもない状態(真空)と何か(物質)がある状態とでは、何がどう違うのでしょうか?



 2000年以上前の古代ギリシャの人たち
の考えの1つに、「この世はエーテルという
物質で満たされている」という思想があった
んです。何もない空間というのは、人間の
勝手な思い込みで、何もないと人間が
思っているところにも、目に見えない
だけでエーテルが存在していると考えられて
いたわけです。
 「自然は真空を嫌う」として
真空などありえないとしていたわけです。

 このことを証明しようと多くの
学者が研究をしていました。
 19世紀にケルビンという学者が、
物質というのは空間に存在する
エーテルが絡み合った部分だと
いう仮説をたてました。
 エーテルの存在を人間は直接
感じることができないので、
エーテルが満たされていても
そこは真空と感じ、エーテルがひも
のように絡み合った部分だけを
物質だと人間は感じるというものです。
 物質に種類があるのは、この
絡み合いのパターンに種類がある
からだとケルビンは考え、
当時数学者ガウスなどが研究を
はじめていた、ひもの結び方を
数学的に分類する方法などを参考に、
結び目と物質の種類の関係を
明らかにしようとしていたんです。

 しかし、マイケルソン・モーレーの
実験で、エーテルの存在は否定されて
しまったと考えられたため
ケルビンの研究は忘れ去られました。

 20世紀に入り、古代ギリシャの
原子論を支持するような実験結果が
続いたため、物質の極限的な
形は粒子、つまり球状だという考えが
主流となりました。

 この原子論については、17世紀に
数学者ルネ・デカルトと哲学者
ヴォルテールが激しく議論した
ことがありました。
 物質の究極の形が球だとすると、
それはどんな並べ方をしても
必ず隙間ができます。隙間には
物質がない。つまり真空です。
 原子論は同じ古代ギリシャの
「自然は真空を嫌う」という考えと矛盾
するので、一体真実な何なのかという
のが大きな問題だったわけです。

 20世紀も半ばころになって、
原子論の思想を引き継いだ
素粒子論に数々の問題が
山積していました。
 物質の究極の形を粒子とすると
数学的には発散という矛盾が生じたり、
加速器の実験で、次から次へと
発見される多数の新粒子の出現が
うまく説明できなくなっていたんです。

 1968年にベネチアーノという学者が、
物質の基本構造には、回転や振動が
大きく関係しているという論文を
出しました。
 ベネチアーノのまとめた実験データ
の特性を説明する方法として、1970年に
南部陽一郎という学者が、物質の
究極の構造は、26次元で振動する
ひものようなものだという論文を
出しました。これが最近話題になって
いる超弦理論の先駆的論文で、
現在は第一世代のひもの理論などと
呼ばれています。

 南部博士のひもは、まっすぐに伸びた
ものでした。そこでそれを閉じて
輪にしたらどうなるかという
研究から、重力の特性が出てきたんです。

 ひもの形を変えると、ときに
それが物質を表し、そきに
それが空間のゆがみである重力を
表す・・・
 ケルビンが考えていた、エーテルがひもの
ように存在し、空間と物質の両方の特性を持つという考えと非常によく似ていたんです。

>何がどう違うのでしょうか?

の答えですが、本質をエーテルと呼んでいいのか
超弦と呼んでいいのか分かりませんが、
ある根本的な存在の表と裏を見ていると
考えてよさそうです。

>あるとき真空から物質が生まれる(無から有を生じる)ということがあるのでしょうか?


 ビックバン理論がそういう内容ですが、
宇宙が爆発から誕生したという
ビックバン理論は、宇宙観測の結果
と矛盾を生じています。

>その場合エネルギー保存の法則は成立していますか?

 ビックバン理論では、真空のゆらぎ、
つまり平均するとゼロ、無とみなせる
ところから宇宙を構成すう莫大な
エネルギーができたということですから、
エネルギー保存の法則は成立していません。
 ビックバン理論が支持されたのは、旧約聖書の
創世記のところで神がこの世を作った
という内容と一致していたからです。

 エネルギー保存にしても、実験から
自然に分かったものではなく、
無からの創造と、完全は破壊は
神しかできないというキリスト教の
教えから、人間の力で破壊された物は
本当は形を変えてどこかに存在
するはずだという思想が生まれ、
それが後から実験に役立ち
現在に至ったものです。

 
 
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>この宇宙に物質が存在していますが、


>それはどうして存在しているのでしょうか?

どの理論からかは分かりませんが,理論物理の人たちは,
いろんな宇宙を計算で求めています.
その中には,物質構造を有する宇宙,もあって,
恐らく条件は求められていると思います.

他には,物質がない宇宙は当然あるとして,
万有引力定数が大きすぎて空間がぐにゃぐにゃで
ボコボコの宇宙とかも予測されていました.

宇宙は,創生時にある程度パラメータに自由度があるようで,
その中からある条件を満たした宇宙が,いま我々のいる宇宙で,
なぜそのようになったかと言われれば,初期条件がそうだったから,と
言う以上のことはまだ言えないと思います.

でも宇宙が宇宙を生むと言われています,
それに基けば,子宇宙は親宇宙の性質に大方依存することになります,
そういう理論に基いた面白い仮説が参考URLのものです.

詳細は難しい理論と計算の世界ですので,
気軽にお求めになるなら,雑誌NEWTONで,
ときどきこの辺が特集されますので,眺めてみて下さい.
図が多いので分かりやすいですよ.

参考URL:http://homepage3.nifty.com/iromono/hardsf/darwin …
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 理科や数学における、劣等生の立場からひとこと。


 中年を過ぎてから《元素周期表》を見て、いたく感動しました。
 中学の教科書に載っていたそうですが、はじめて知ったのです。
 
 つまり、地球上のすべての物質は、ほほ百種類であること。
 あらゆる物質は、一定の秩序のもとに配列され、分類できること。
 周期率では存在すべき、未発見の物質(ラジウム)があったこと。
 
 おなじような感動は(中学時代の)音楽において経験しました。
 人は周波数 20~20000Hz の範囲内の音だけを認識できること。
 ドレミファは、共鳴倍音の法則にしたがって並んでいること。
 
 あるいは美術学校で、すべての色彩には、必然的な階層があること。
 ついで社会人として、印刷や写真の実用的な処方を学びました。
 三色それぞれ 10~100% 計30種類の組合せで、再現できること。
 
 これらの結論は、分類されないものは論議できないということです。
 論じられないものは、存在しない──われ思うゆえにわれ在り。
 みんなに認知された共通の法則だけが、推測を許されるのです。
 
 たぶん、ラジウムは、論理的に浮上した物質だったのでしょう。
 だれもが手にとって、実体を認識できなかっただけです。
 たとえば“霊感”は、論理体系に所属しないので、立証できません。
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質問者さんの疑問を払拭するには至らないと思いますが。



今、物理学で「超ひも理論:超弦理論:スーパーストリング」と言うのが
脚光を浴びています。
宇宙はものすごく短いひもから出来ていると考えると、
エネルギー、素粒子、物質、力などがほとんど説明がつくそうです。
真空中もこのひもで埋め尽くされているのだそうです。

参考URLを見てください。
「超ひも理論、超弦理論」の本も沢山売られています。

参考URL:http://spaceinfo.jaxa.jp/note/kagaku/j/kag107_su …
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yoshinobu_09さん、こんにちは。



>この宇宙に物質が存在していますが、それはどうして存在しているのでしょうか?

間違っていたらすみませんが、
この疑問はyoshinobuさんの心の奥深いところから発せられていて、
現代科学を超越した観点からの回答が必要かと感じます。


物質の根源は波動、
すなわちエネルギーです。
また、僕達生命の本体である心(魂)も生命波動、
すなわちエネルギーです。

この物質のエネルギーも心のエネルギーも、根源をたどれば、
大叡智者の御想念により、創造されたものです。

 物質は、
 僕達生命が、
 自己の想念の結果の表出を、
 五感を通して外界に認識を得るために、
 僕達に与えられたありがたい道具なのです。

物質に表出した結果を観察して、学習し、反省し、
個々の生命の進化向上を意図されているのです。

これが物質の真の存在理由です。
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物理の専門ではありませんが…


全ての物質のモトはビッグバンの時に生じたと言われていますね。

このとき、物質が生じるのと同時に反物質も生まれたそうです。事実、人工的に反物質を作ることは可能です。例えば、電子に対しては陽電子という反物質を作ることができます。
物質と反物質が衝突すると、膨大なエネルギーを放出して無になると言われています。

磁力がエネルギーと言えるかどうかは、分かりません。電気は、電子の流れです。
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ドシロウトの浅い発想?でのお答えなので


見当違いな回答なのかもですが(^^;ゞ

私もたまに、突き詰めて考えると逆に、
「物質」って?と思うようになります。

「物質」とここで言うものは
例えば、鉛筆とか、鉄のかたまりとか・・・
「触れるもの」という事ですが・・

この「物質」だって「原子」のかたまりであり、
「原子」は「陽子」と「電子」出来てる、と
科学で教わったと思うのですが・・・

で。「原子」「電子」って「触れるような物質?」
と、イタチゴッコで考えが止まります。

「酸素」は「触れない」けど、確実にあるし・・・
「触れる」ものばかりが「物質」というのは
おかしいのかもですが(^^;ゞ

「鉄のかたまり」も、う~んと熱すれば、気化し、
酸素のように「触れなく」なるのかもだし??

と、ワケが解らなくなってきます^^;

私も専門化?さんの意見を聞きたいトコですm(__)m
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エネルギーの保存則はご存知と思いますが、物質(質量)もエネルギーの一つの形なのです。

変換式はE=mC・Cです。

真空中にもエネルギーが満ち溢れています。それがある濃度を超え、飽和すると、水蒸気が霧になるように、物質という形でしか存在できなくなります。それが物質です。

逆に質量が熱や放射線のエネルギーに変換されるのが核爆弾です。

磁力と電力は一体のものです。そしてそれは光子という物質でもあります。
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