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試験問題においていくつかの「せんたくし」が並んでる場合がありますよね。その「せんたくし」の正しい漢字表記は「選択肢」と「選択枝」どちらでしょうか? また、「多肢」と「多枝」はどうでしょうか? 私は今まで「選択肢」と書くものと思ってたのですが、「選択枝」と書かれたものを発見してふと疑問に思いました。

公務員試験参考書として有名な『新スーパー過去問ゼミ』の「本書の構成と使い方」には次のように書かれています。
<本書では、人事院の「多枝選択式」という表記に従い、問題中の5枝をさす場合は「選択肢」でなく「選択枝」と表記してます>

人事院のウェブサイトを見ると確かにその通りです。
http://www.jinji.go.jp/saiyo/shiken01.htm

一方、広辞苑では「選択肢」しか載ってません。
せんたくし【選択肢】多肢選択法において、正答を含めて設けられたいくつかの項目。

広辞苑にどちらでも可とは書いてないし、かといって、人事院が間違ってるとも思えない、というわけで、分かる方お願いします。

A 回答 (7件)

ちゃんと調査してからともおもったのですが、しめきられるまえに、とりあえず推測だけかかせてもらいます。



そのむかし(といっても戦後ですが)、「当用漢字」というかなり強制力のある規範がありました。お役所は勿論率先してこれにしたがわなければならなかったのですが、「肢」はどうも当用漢字表にははいっていなかった様です。そこで「選択肢」のかきかえとして「選択枝」がつかわれたのではないでしょうか。
常用漢字の時代になっても「枝」のまま放置された可能性はあるとおもいます。

以下蛇足です。
「肢」を漢和辞典でしらべたのですが、「四肢」つまり「てあし」という意味をもつ漢字のようです。そうであるならば「肢」は4択問題にしかつかえない漢字ということになります。その点「枝」なら2択でも5択でも自由自在です。国語辞典的には「選択肢」はまちがいかもしれませんが、漢和辞典的には「選択枝」の方がよいような気がします。

この回答への補足

漢字源で「肢」と「枝」を引いてみました。
理解が不完全なのですが、簡単に言えばこういうことでしょうか?
「枝」の中でも手足をさすのを「肢」という
と理解したのですが。

手足は4本しかないので4択にしか使えない、というご意見は興味深いご意見です。

補足日時:2005/02/06 22:08
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
漢和辞典のことを忘れてました。
「当用漢字」のことは知らなかったので参考になります。

お礼日時:2005/02/06 22:07

複数の国語辞典・漢和辞典を確認しましたが、すべて「選択肢」です。

常用漢字表には「肢」の用例として「選択肢」があげられています。

「枝」と「肢」には、ともに似通った意味がありますので理屈で説明するのは無理ですが、現在の一般的な表記としては「選択肢」が正解です。どんな偉い人が書いた文書でも、どんな組織が出す文書でも間違いは間違い。惑わされる必要はありません。きちんとした複数の文献・資料を自身で確認した上でそれが正しいという確信が得られればもうそれでよいのです。馬鹿に振り回されないようにしましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
人事院は何年も間違いをし続けていて、『新スーパー過去問ゼミ』はその間違いを間違いと認識した上で真似し続けている、そういうことなのかも知れないですね。

お礼日時:2005/02/09 17:35

お邪魔します。



「選別」とはよりわけることであり、「人」であれ「実」であれ、ある基準でわければ選別です。

複数のものから(普通はひとつのものを)えらびとれば、「肢」であれ「枝」であれ選択のはずですが。

わたしのもってる辞書だけ変なんでしょうか。

「選択枝」とかくべきだと主張しているわけではありませんので。念のため。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「選択」と「選別」では動作が違うということですね。

お礼日時:2005/02/09 17:31

#1です。


血眼になって間違い探しをすれば、確かにあるでしょう。HPは、法令文書や書籍などの出版物などのように、何段階もの校正を経ているのでしょうか。この教goo/OK-Webでも誤字脱字や仮名遣いの誤りなどをいちいち指摘していたら、枚挙にいとまがありません。
とはいえ、中央省庁の公式サイトを、素人の Q&Aと同列に扱うこともできませんが、少なくとも、紙媒体ほど念には念を重ねているとは思えません。

一方、語源的には、やはりです。
何かをするのに、右手を使うか左手を使うかの選択、あるいは手を使うか足を使うかの選択はあります。
しかし、四方八方に伸びた枝は、特別な場合を除いて、どれもこれも同類です。細い枝がよいか太い枝がよいかは、選択ではなく「選別」です。「選択枝」はどう考えても不自然です。

「選択肢」を肯定したいのなら、『広辞苑』のほか、『日本国語大辞典』『字通」『大辞林』『言海』・・・・などの中・大型辞書をいくつも引いてみることです。

また、お暇でしたら、参考URLに「選択枝」が登場するかどうかも、探してみてください。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/kokugo/
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

決して間違い探しをしてやろうっていうんじゃないんです。
「選択枝」が明らかな間違いなのであれば、『新スーパー過去問ゼミ』はわざわざ人事院の間違いを真似するだろうか?という疑問がありまして。

作業をする時は「選択」、木の枝を選ぶ時は「選別」、というのはなるほどな、と思いました。

お礼日時:2005/02/06 22:24

すみません。

蛇足の訂正です。

誤:『国語辞典的には「選択肢」はまちがいかもしれませんが』

正:『国語辞典的には「選択枝」はまちがいかもしれませんが』
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        選択肢・・肢 です!



      
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
文字化けでしょうか?
「肢」と「肢」の間に中黒が二つ表示されてみえるのですが。

お礼日時:2005/02/06 17:01

>人事院が間違ってるとも思えない…



では、その人事院の HP以外に、「選択枝」を使った例は多く見られますか。
もし、国語施策の主管庁である文化庁の HPで使われているとしたら、間違ってるとは思えなくもありませんが、一省庁に過ぎない人事院では、間違いということもあるでしょう。

やはり、「選択肢」です。

この回答への補足

試しに他のサイトをあたってみました。

特許庁
http://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2 …
3.(1)の試験形式に「五枝択一」

文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/kyouiku/g …
4.の概要の15番目に「選択枝」

関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験実施委員会
http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/ssj/gaiyo/gaiyo.htm
第一次試験に「多枝選択式」

東海・北陸地区国立大学法人等職員採用試験実施委員会
http://www.sssj.jimu.nagoya-u.ac.jp/s_gaiyou/ind …
第一次試験に「多枝選択式」

と他からも出てきました。私も「選択肢」が正しいとは思っているのですが、間違えやすい漢字なのか、両方とも使ってよいのか、判断に迷ってしまいます。

補足日時:2005/02/06 16:59
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
文化庁のウェブサイトで確認してみるとは思いつきませんでした。今調べてみましたが検索では出てきませんでした。

お礼日時:2005/02/06 16:59

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