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交換を通して、「余剰価値」が産まれるのは理解できるのですが労働過程の中で剰余価値が発生し、それが利潤に転化する仕組みがわかりません・・・。「余剰価値を生み出すものは余剰労働の搾取と技術革新」???

A 回答 (2件)

・搾取


マルクスは絶対余剰価値として説明しています。
ある工場を想像して下さい。そこで労働者は8時間働いています。そして、そこで生産される商品を資本家は販売して利益を得る。この8時間労働で労働者は日給1万円貰える。(ちなみにマルクスはこの賃金を生活に最低限必要な金額と定義しています。)生産物から得られた収入が2万円だったする。

材料費などもありますが、単純に労働力だけと考えて、労働者は2万円の生産を行ったのに1万円しか貰っていない。つまり、一万円は資本家のフトコロへ・・・
このように、労働によって、1万円の余剰価値(資本家の利益)が生まれる、とマルクスは言ってるんです。そして、この余剰を増やすために資本家が労働者を酷使し、労働力を搾取している、というわけです。
(金額で説明しましたが、資本論の中では、時間を価値として説明しています。ここでいう給料1万円に当たる労働が4時間なのに、資本家は8時間も働かせている!というわけです。)

・技術革新
比較余剰価値と定義されています。
これも同様に現実社会を考えて下さい。今まで、手書きで書類を作っていたのに、PCの発達で明らかに時間短縮・生産量が増えてますよね?今まで8時間かかっていたものが1時間程度で済むわけです。では同じように8時間PCを使って働けば、8倍の成果がある。でも、労働者は8時間しか働いてないので給料は同じ。すると、この8倍になった利潤はどこへ?もちろん資本家のフトコロへ・・・実際には、8時間も働かせず、6時間程度にする。すると、支払う給料が減ってコスト削減になる。このコスト差も資本家にとっては利益になりますよね。


比較余剰価値論は数式を使って、資本論の中で説明されているので参照するのもいいかもしれませんが、ちょっとわかり難いかもしれませんね。数式自体も欠陥だらけなので・・・(もし、わからなければ、また聞いて下さい)
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この回答へのお礼

なるほど!!!!!資本家はかなりぼろ儲けですね(‘ε‘)搾取の意味もあいまいだったのですごくわかりやすかったです。ありがとうございました。はあ~なるほど・・・(^ー^)

お礼日時:2005/02/03 00:56

今まで6時間働いてやっと労働力の価値に見合った分だけ稼いでいた。

資本家は残りの2時間分の労働力を搾取し利潤とした。
しかし技術革新で5時間で労働力に見合った分だけ稼げるようになった。だけど8時間働くのは同じだから、資本家は私の3時間分を搾取しそれが利潤となった。=労働過程の中の利潤

今まで生活費に10万円かかっていたが、物価が安くなり(社会の生産力が増した)8万円でも生活できるようになった。賃金は労働力の価値(労働者が毎日使用した分の労働力を回復し元気に明日も働け、子孫も残せる程度のお金)。物価が下がったので、これも下がり月給8万円となった。資本家は2万円を搾取し利潤とした。

こんなふうだったと記憶していますが、10年前に勉強したから記憶も薄れていますがね
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この回答へのお礼

ありごとうございます!
ということは、労働過程の中の利潤とは技術革新が必要なんですね。なるほど~。

お礼日時:2005/02/03 00:43

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