福袋の中身の値段は本当？？

こんちは、ブランドSHOPで働いてる者です。

福袋の中身の値段は、定価です。
だから３万五千が１万円というのは、
定価の値段なんです。ご存知のように、卸し売り値はもっと安いです。

私のお店では、卸し売り値よりもやすく売っている商品がありますが、それは売れ残りの過剰在庫です。
もちろん、定価よりはるかにやすいのでお客様からみたら得ですよね。
でも、お店も売れ残るよりは売り切った方がいいので（デザインも変わる）少しでも赤字をへらすために売ります。


どちらも得です。
消費者の方が、確かな目をもって、欲しいとおもった商品が安くなっている商品を買えばいいのです。
あなたが、欲しいとおもった商品がやすかったらそれは、得なんです。

私の母は安かったりしただけで、買う癖衝動買いが、あっていつも注意しているのですが、
安いだけが得ではないんです。

必要か、必要じゃないか、たとえやすくても必要じゃないものは、不要物でけして得とはいえないんです。

品目を増やして具体的な例をあげると長くなるので簡単に書きます。

30000円のコートを９月から１２月まで販売していました。

問屋への支払いは18000円でした。一着売れるごとに12000円の利益がありました。

黒が一番売れて、問屋にも黒の在庫は一切なくなりました。
が、ベージュとグレーは問屋にも過剰在庫として残りました。

福袋用に何か良い商品は無いか？と問屋に尋ねたところ以前18000円で問屋から仕入れていた商品が今なら8000円で良いと言われました。

10000円の福袋として売って2000円の儲けがありました。

問屋もベージュとグレーのコートを処分できたので16000円の利益になりました。

Aさんが福袋を買ったところ以前から欲しかったベージュのコートが入っていて喜びました。
しかし今年はあと２～３ヶ月しか着れません。

Bさんが福袋を買ったところ以前から欲しかったコートが入っていました。
しかし一番きらいなグレーだったので妹にあげました。
妹は大喜びです。

以前の職場では10000円の福袋の原価は大体80％くらいでした。

客にとって、単純に金額を総計すれば絶対に得です。

ただ買う側にとって、すべてが必要なものかどうかはわかりません。

売る側にとっては足の遅い商品、極端な場合返品（廃棄）処分寸前の商品も福袋ならなかに入れることができるという利点があります。

それに福袋目当てに店に来てさえ貰えれば、
他の買い物もするだろうという期待も大いにあります。

あと宣伝費も大きいです、
なにか目玉を入れておけば、お客様がただで宣伝してくれます。

売る側にも、メリットはいっぱいあります。
かといって、客も決して損はしません。
やっぱり、福袋って楽しいんでしょうね。

店の考えにより様々でしょう

・在庫一掃
・客寄せの為赤字覚悟
・元々それように商品を調達

大きく分けるとこんなところです
上記をすべて混ぜ合わせたような感じになっているところもあるでしょうね

大抵は通常の販売価格より安い状態で詰め込まれているので、そういう面では損害です。

買って損をするかはその中の外れの割合で感じるところでしょう。
全部必要と感じれば得である、というパターンが一般的でしょう。

過剰になってしまった在庫を入れることもあるでしょう。
あまりに酷いものを入れると店の信用を失うことになるので露骨にやることは出来ないでしょう。
大手の店ほど信用の問題、宣伝の意味合いが強くなるので外れの可能性は低くなる傾向にあります。

外れという範囲をどこまでと考えるかは人によると思いますが、傾向としてはこんな感じでしょう。