プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

7月の集中豪雨の影響で、
一乗谷~美山間は代行バスが運行されていますが、最悪だと廃止、という話を聞きました。
これは美山から先の区間も考慮に入っている…ということなのでしょうか?越前大野から先は、乗客もかなり少ないようですし…(勝手な想像で済みません)

A 回答 (5件)

仮に廃止されることがあるとすれば、今回のバス代行区間のみならず、全線廃止は間違いないでしょう。



あの水害は始発前だったため、大野側に夜間留置車両が 3両あり、大野-九頭竜湖間はたしか翌日から、大野-美山間は約 2ヶ月おいて運行再開となりました。
しかしこの区間に保守基地はありません。検査が切れれば松任 (石川) まで運ぶのにこの区間を陸送せねばなりません。
美山-一乗谷間が復旧するとしても、少なくても数年先の話です。それまではやむを得ず陸送するでしょうが、将来にわたって、美山-九頭竜湖間のみを残し、検査時には陸送を続けるなどということはあり得ないでしょう。

しかも、越美北線の利用客の大半は、福井-大野間を直通します。将来とも美山、一乗谷 (バス乗り継ぎは越前東郷) と2回の乗換を強いられるのでは、マイカーもしくは並行バスに転移してしまうのは明白です。
美山-九頭竜湖間はもとより、一乗谷-福井間の乗客も激減してしまいます。

また別の観点からですが、ローカル線の大水害というと、平成 7年の大糸線があげられます。
大糸線と越美北線とでは、通過線か盲腸線かの大きな違いがあります。長野五輪を控え、大阪-白馬間にシュプール号を走らせるためにも、大糸線は必要だったのですが、越美北線にそのような好条件はありません。
しかも、大糸線のころはまだ廃止が認可制で地元の同意を必要としたのですが、現在は届け出のみで良く、地元の同意を取り付ける必要もありません。

そもそも、越美北線は国鉄改革時の廃止対象に含まれたのですが、冬期間の並行道路の未整備を理由に廃止を免れました。しかし、これは表向きの理由で、当時自民党の長老で衆院議長まで務めた、地元出身代議士の政治力によるところが大きいとされています。
現在の福井県にこのような長老議員がいないばかりか、小泉改革の嵐の中で、国がどこまで金を出してくれるかはなはだ疑問です。

話があちこち飛びますが、北陸新幹線の延長開業の問題も関連してくるでしょう。
並行在来線は、JRから経営分離されるわけですが、JRは枝線も手放す意向のようです。新幹線の福井開業がいつかは全く未知数ですが、地元に越美北線を三セクとして受け入れる体力があるかどうかも見極めなければ、今回の災害復旧に多額の税金を投入することはできないでしょう。

少なくとも、JRが単独で復旧工事を行う状況ではなさそうです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

路線が切断されている今、車両検査という難題もありますよね。
今回の場合、復旧させようとする方がかえって地元の利用者が被害を受けるのでは…というのは何とも皮肉です。
JRとしても、不採算路線を整理する良い理由が出来たというところなんでしょうか。

お礼日時:2004/09/27 21:18

災害直後に、確かJRの金沢支社長だったかがインタビューに応じていて


先に質問者から「廃止も有り得るのですか」との発言があり、
回答として「総合的に検討する。必ずしも廃止を前提にはしない。」との事でした。

JRのみならず、地元の方の間でも「廃止やむなし」的な雰囲気になっているのは確かな事です。
復旧にも20億くらいは掛かるのでは、とどこかで聞きました。
費用と効果を比較して、民間会社が単独で着手出来る事業とは客観的には思えません。
地元としても、同じ金を使うなら、みんなが使える道路に回して、というのが本音でしょう。

現状越美北線は、キハ120単行から、せいぜい3両くらいでの運行だったと思いますが、
バスで代替可能な輸送量だと考えます。
込むのは美山から福井くらいですから。
僅かな残存区間の為に気動車を残す事は不合理ですし、全線廃止が妥当なところでしょう。

冷たい事ばかり書きましたが、
レールファンとして、残れるならやはり残ってほしい。
これは本音です。
ただやはり、のと鉄道や秋田内陸縦貫鉄道などでも廃止云々の時代では、ローカル線の未来はやはり厳しいものがあります。

事故で廃止・転換となった京福といい、
何か福井の鉄道は、運がないように思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

やはり全線廃止でしょうか。
復旧までに掛かる費用、年数、それまでの地元の方への負担を考えたら、レールファンが「廃止反対」と唱えるのは単なる我がままでしかないですよね。(私もレールファンの1人です)

お礼日時:2004/09/27 21:03

本音は県が災害復旧という名目で、全額負担をしてほしいみたいですね。

国鉄時代は、国の財産ということで、国民の税金を投入して災害復旧していましたが、JR西日本は純民間会社になっているので、民間会社として収益がなければ、ケースは違うが広島の可部線のように廃止して赤字幅を縮小したいかもしれません。
しかし、鉄道は道路整備が行き届いていない地域に対して運輸を行うべきですから、仮に代行バスでそれなりの実績があった場合、廃止になってしまう可能性が高くなるでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

鉄道→バス→鉄道、という現在の乗り継ぎは、地元の人も非常に迷惑を被っていると思われます。全区間バスでいけるなら、それでいいじゃないか、というのが本音でしょうね。

お礼日時:2004/09/27 20:56

最近のJR西日本は、非採算路線については厳しい対応をしています。



たとえば、保線工事を平日の昼間に代行バスなしで行ってみたり、保守費が安くつくトイレなし車両に変えてみたり。

記憶に新しいところでしたら、可部線の非電化区間、可部から三段峡間が廃止になりました。(うる覚えなのですが、廃線について認可制から届け出制になって、廃線の要件が緩くなったと記憶しています。)

ただ、平行する道路が未整備とか、冬季積雪通行困難な状況とか、線区の両端が幹線に連絡している、さらには、廃線したときの線路撤去費用を考えると残しておいた方が安上がりな線区は廃止されにくいみたいです。(三江線とかは、平行道路狭小な区間が多いので生き残っているみたいです。)

越美北線については、福井~越前大野間はそこそこ輸送量があるものの、それより先は極端に輸送量が少ないです。また、九頭竜湖で線路が途切れているのが痛いですね。平行国道も整備されており、廃止された可部線と状況は似ています。JRとしては恐らく、流失した橋の架け替え費用>>廃線にかかる線路撤去費用、代替バスなど諸処の費用なので、橋梁掛け替え費用を負担してまで再建したくないのが本音ではないでしょうか。

・どうしても客観的にみると、こんな事をかいてしまいますが、一日も早い復旧を祈っております。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

確かに、JR西日本は主要路線には力を入れてますが、対ローカル線には冷たいですよね…。

お礼日時:2004/09/27 20:17

先日テレビで拝見しました。


JR西日本と県とどちらが橋を立てるか、揉めている。
残念ですね、お互いにお金を出せばいいじゃないですか。
利用する人がいる限り、続けるべきですね。
プロ野球もそうですね、合併は簡単だけど12球団維持は難しいみたいな感じかな。
地元出身の良心的な資産家が、どーんと橋を建てたらいんですよ。
創るよりメンテナンスのほうが安いですし、橋なので上が
電車で、下が車もいいでしょうね。
いい結果を待ってます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

新線建設と同等の手間が掛かるくらい、酷い状況のようなので、相当厳しいのかと思ってしまいます。

お礼日時:2004/09/27 20:26

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!